大津線に唯一残る京阪の「旧特急色」電車、まもなく見納めへ

「マンダリン・オレンジ」とに「カーマイン・レッド」を用いた、伝統ある京阪の「旧特急色」。現在、京阪では大津線のみでその塗色の電車が走っていますが、まもなくそれも見納めになります。運行最終日は「ラストランイベント」も実施される予定です。

昭和26年に始まった京阪線の「旧特急色」

 京阪電鉄は2016年2月23日(火)、「旧特急色」をまとった600形電車が3月21日(月・祝)でラストランになることを明らかにしました。

 上部に「マンダリン・オレンジ」、下部に「カーマイン・レッド」を配色した京阪の旧特急色。1951(昭和26)年から大阪と京都を結ぶ京阪線で特急用車両デザインとして採用されてきましたが、2008(平成20)年以降にデザインが変更され、その色をした現役の京阪電車は現在、滋賀県大津市内を走る石山坂本線の600形でしか見ることができません。

「いまでは京阪線でも見ることのできない旧特急色をまとった車両ということもありご好評をいただいておりました」(京阪電鉄)

京阪線の旧特急色で走る大津線の600形電車(写真出典:京阪電鉄)。

 今回ラストランを迎える旧特急色の600形は、2012年9月に大津線(石山坂本線、京津線)の開業100周年を記念し、車体がその色に変更されたもの。それからおよそ3年半が経ち、まもなく見納めです。

 最終日の3月21日(月・祝)当日は、「ラストランイベント」が実施されます。この車両を、おでんなどを車内で味わうイベント列車「おでんdeレストラン」として運行するほか、錦織車庫内での記念撮影会などが行われる予定です。

「ラストランイベント」は午前の部と午後の部、合計2回の開催。定員は各回68人(先着順)、参加費は1人8000円で、3月5日(土)から京阪大津線のウェブサイトで申込みできます。

 ラストラン当日、旧特急色の600形は通常の営業運転を行わず、「おでんdeレストラン」としてのみの運行です。

 ちなみに旧特急色をまとった現役の電車は、京阪以外では富山地方鉄道でも見られます。また電車ではなくケーブルカーであれば、京阪男山ケーブルでもその色を見ることができます。

【了】

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