高速の路線番号、日本にどう導入? インターの“迷う標識”も懸念
道路に関する「緑」と「青」が欧米と逆の日本
具体的な番号の割り振りは今後、有識者会議で検討されると報道されていますが、諸外国ではどのように路線番号を割り振っているのでしょうか。
アメリカでは、最上位に来るハイウェイは「インターステート」と呼ばれますが、路線番号は文字通り番号だけ。道路案内標識に表記する際は「INTERSTATE」と書かれた赤い王冠付きの青い盾型枠内へ番号を入れる形にすることで、下位道路と差別化しています。
ヨーロッパも道路案内標識へ表記する際は、枠の形や色で道路種別を表現する形です。枠の色はアメリカ同様、高速道路はブルー、一般道はグリーンです。
日本はこの逆で、高速道路がグリーン、一般道がブルーなわけですが、それをすべて欧米に合わせて逆転させるのは予算がかかりすぎて難しく、そこまでする必要性も低いでしょう。
ただ日本で高速道路へ番号を割り振るにあたっては、首都高など都市高速には従来から路線番号が存在するため、そちらとの差別化を図る必要があります。
手法としては、既に浸透している都市高速の路線番号をそのまま活かすため、アメリカのように都市間高速へ特別な「枠」を与えるか、あるいは番号の先頭にアルファベットを1文字与えるなどが考えられます。
またフランスやイタリアでは、国内の路線番号「A○○(数字)」と、EU内の通し番号「E○○」を並べて表記することが多いですが、日本は国内で完結しているため、1種類で充分です。たとえば「EXPRESSWAY(高速道路)」の頭文字である「E」を先頭に付ければ、国際的にも理解しやすいのではないでしょうか。
高速道路のサインは国内の標識の中でも良く出来ていると思っていたのですが、確かに統一された番号はないですね。国道や県道市道には番号がありますが..。ここにもガラバゴス化があったりするのですね〜。
さて、この記事中...
「..ヨーロッパも道路案内標識へ表記する際は、枠の形や色で道路種別を表現する形です。枠の色はアメリカ同様、高速道路はブルー、一般道はグリーンです。..」
という文がありますが、重箱の隅を突くような指摘になりますが、自動車専用道路を世界で初めて作ったドイツは、高速道路がブルー、一般道がイエローです。スイスやイタリアは高速道路はグリーンです。つまり大陸で繋がっている高速道路も国が変われば色も変わります。だからと言ってそれは共通認識として理解されていて特段大きな問題はありません。
さらにこの記事中で高速道路番号の前に「Expressway」の頭文字である「E」を筆者は主張していますが、高速道路の国内表示番号の手前に「A」が付くのはAutobahnやAutoroute、Autostradaの頭文字から取ったものでしょう。日本も同様にわざわざ国際間記号であるEuroの「E」から取った記号番号を付けずに、「A」で良いのではないでしょうか。
こういう人が他県ナンバーを煽るんでしょうね。
アメリカは敢えて2桁がベースで(単に国土が広いのもあるかも)、数字を見るだけで東西南北までわかる仕組みで、すごく分かりやすかった記憶があります。
下一桁が奇数なら南北に走る道路で、かつ上一桁は西から東に向けて0〜9。下一桁5は大幹線道路。
下一桁が偶数なら東西に走っており、かつ上一桁は南から北に向けて0〜9。下一桁0が大幹線道路。
また各支線はさらに上一桁に数字が振られていて、(I-70ならI-370など)東西南北のルールは同様。
なので予め目的地の近くの路線番号(南北x東西)を覚えさえすれば、あとは路線番号ルール通りに従って走れば多少迷っても、結果辿り着けます。
もしくは目的地の位置関係さえ分かれば簡単。例えば今自分がI-37とI-56にいて、ニューヨークに行くなら、ニューヨークはざっくり現在地から見て東の端の北方向なので、まずI-37を北上し(もしくは大幹線のI-40まで先に行って北上し)I-60へ。I-60をとにかく東に向かってI-95で北上すれば(もし不安ならその手前で北上しジグザグ的に行っても)、そのうちニューヨークの地名が出てきてそこに向かう、とか。
迷っても、気づけば方角が逆ということはないし合理的だと思います。
日本の形は東京を拠点に東北方向は南北、関西方向は東西に伸びてるので、東北北海道方面の大幹線はE、関西九州方向はWにして東西は偶数、南北を奇数にして、あとは東京から離れるほど(垂直交差する高速や支線も)数字が増えるルールみたいを作れば直感でわかるし良さそうだなあと思った次第です。
主要路線一桁(例 東北道:4)
主要路線から分岐する路線二桁
起点側から増える様にする。
(例 山形道:41 秋田道:42 釜石道:43 八戸道:44 青森道:45)
有料道路は三桁
不要でしょう。
日本は島国。陸路で国境を接していません。
日本でレンタカーを借りて運転する外国人もいるでしょうが、
英語などに対応したカーナビが装備されてます。
アメリカとカナダ、EU諸国では、車で国境を超えることは多いので
番号などで整理したほうが便利なのかもしれませんが。
カーナビがある今、迷う事は珍しくなったが分かりやすい統一ルールの標識を作る事は賛成。
そもそも日本の住所や道路標識は地域を区分別に割り切るのを念頭に作られているため、メリットもあるが自主経路は分かりにくい。
嫌なら来るな的な不毛な感情論でなしに、この記事にあるような事実に基づいて客観的に改善案を話せる風通しの良さが必要。
フランス・スイス・イタリアで運転経験がありますが、確かに地名も現地語も曖昧な状況だと高速道路の番号表示は非常に重要な情報です。日本においても首都高など複雑な路線では番号を見ながらジャンクションを走行することが多いです。
外国人のためにも重要ですが、日本人にとっても実はあれば便利なのではないかと思います。嫌なら来るなは論外。
やるとなれば一般道にある大量の青看板の高速表示を変えねばならず、無駄遣い公共事業としてマスコミの批判に晒されるでしょうが、アベノミクス第2の矢である財政出動の一環として景気浮揚のために是非ともやってもらいたいところです。
嫌なら来るなとは思わないけれど、カーナビあるし、今やスマホでも十分な昨今、整備する必要があるのか疑問に感じます
無数にある道路標識を路線番号に変更・修正するだけでどれだけの費用がかかるのかも気になりますね
アルファベットを頭に付けて最初から付番可能なら、並行する主要国道と同じにすればわかりやすいかも。
東名 A1
東北道 A4
新東名 B1
など
むしろ、高速道路名をアルファベット3文字で表した方が分かりやすいのかも知れない
あとはインター等に振られている番号を規則を決めて見直せばいいと思う
例として東名高速東京インターを表すのに「E01-01」より「TOM -01」とすれば路線番号とインターの番号の見間違いを防げませんか?
昭和の昔に高速国道○号線となりますと報道があったが、
なぜか採用されませんでした。
○号線は、並行する主要国道だった。
採用されなかった理由すら検証されていない。
海外でもカーナビが当たり前になった今、○号線にする必要は見いだせません。
ただ、記号+番号のインターやジャンクション表記なら意味のある話です。
それ以外は、必要ありません。
必要ありますか?
四国なら高松松山高知徳島と県名を入れておりすぐわかります。
ややこしいだけでは
路線番号のつけ方については、現在(2017)の時点で既に決まっているので、今さらの意見ですが、アジアハイウェイ1号線の記号(AH-1)についても並列表示をお願いします。特に、新東名・新名神が全通した時に、こちらをE1A,AH-1として表示していただけないでしょうか。韓国や中国のAH-1指定路線と比較して、旧東名や旧名神では見劣りします。