大井川鐵道とダムのセットプラン登場 日本唯一のアプト式も体験可
めったに見られないダムの内部見学と、希少な「アプト式」区間を含む往復乗車がセットになったプランが、大井川鐵道より発売されます。
大井川鐵道で初のインフラツーリズム
大井川鐵道(静岡県島田市)は2016年3月14日(月)、沿線にある長島ダム内部の見学とそこまでの往復乗車をセットにしたプランを、国土交通省中部地方整備局と共同で実施。3月22日(火)から販売すると発表しました。
長島ダムは大井川の中流域にあるダムで、大井川鐵道の長島ダム駅からすぐの近さに位置。今回の企画は、特徴あるインフラを観光施設として活用する「インフラツーリズム」の一環で、大井川鐵道では初の試みといいます。
行程は、朝9時頃に金谷駅を出発して、11時過ぎに長島ダム駅へ到着。職員の解説を聞きながら長島ダム内部や資料館「ふれあい館」を見学したのち、自由行程で金谷駅へ戻ります。ちなみに、大井川鐵道のアプトいちしろ~長島ダム間は現在の日本で唯一、機関車の歯車と線路の歯型レール(ラックレール)をかみ合わせ、急坂を登り降りする「アプト式」を採用している区間です。
代金はひとり3880円(子ども半額)。予約は2人以上で、利用の7日前までに申し込む必要があります。「ダムカード」の配布も行われるとのこと。
大井川鐵道は、「ダムを外から眺める大迫力の光景だけでも十分楽しめる場所で、さらに、これまでほとんど立ち入る機会がなかったダム内部の体験が加わり、特別な非日常感を味わえます」としています。
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