日本初のコンビ型機、沖縄の空へ カジキマグロ2本から5本 RAC

日本の航空会社で初めてとなる「カーゴ・コンビ型」の飛行機が、まもなく沖縄の空へ就航します。世界的にも珍しい機体で、沖縄の離島に住む人以外にも、これによる恩恵がありそうです。

島民のみならず、本土にも

 カーゴ・コンビ型の導入により、例えば久米島のクルマエビ、北大東島の養殖アワビ、与那国島のカジキマグロなど、沖縄の離島で獲れた生鮮食料品がRAC便で那覇に集まり、そこから日本航空便の貨物室に乗せられ、本土へとスムースに出荷できるようになります。

 例えばカジキマグロ。これまでの機材では貨物室が小さいため、2本しか輸送できなかったところ、新型機では5本の輸送が可能になります。この違いは、島民の暮らしを豊かにするとともに、本土において沖縄離島の食材をこれまでより手に入りやすくするといえるでしょう。

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機体の実に3分の1を占めるDHC8-Q400CCの貨物室(2016年3月、チャーリィ古庄撮影)。

 観光客にとってもダイビング機材や釣り道具、サイクリングの自転車など、娯楽用品がこれまでよりも多く搭載可能になり、離島でのアクティビティをより楽しめるようになります。

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