JAL機内食に大勝軒「つけめん」 空での「通の食べ方」再現に苦労

JAL国際線の機内食が12月から冬メニューに。大勝軒の「つけめん」が初登場しますが、その“通な食べ方”も機内で再現されています。

機内での“あつもり”再現に苦心

 JAL(日本航空)が、欧州線・米州線・豪州線のプレミアムエコノミークラス・エコノミークラスで、到着前の食事として提供している「AIRシリーズ」。2015年12月1日(火)から提供されるその「AIRシリーズ」冬メニューを、少しだけ早く味わってきました。

 まずは、東池袋大勝軒(以下、大勝軒)の「つけめん」。機内食には初登場で、到着前2回目の食事として提供されます。

 大勝軒は「つけめん」発祥の店といわれ、多くのファンを持つ名店。その味に、「AIR大勝軒」の「つけめん」はどこまで迫ることができたのでしょうか。

Large 20151128 01
「AIR大勝軒」の「つけめん」は“あつもり”で提供される(2015年11月27日、末吉史樹撮影)。

 大勝軒の「つけめん」は、“あつもり”という食べ方が通のあいだで知られています。冷水でしめた麺を再び湯にくぐらせ、釜揚げのような熱々の状態で、温かいスープにつけて食べるというものです。その“あつもり”が機内食でも再現されていました。

 店と同じ小麦粉を使用した麺は、コシがあって、見た目も艶やか。「麺が固まらず、ほぐれやすくなるように試行錯誤を重ねました」(JAL 商品・サービス企画本部 綱島さん)とのことで、大勝軒の麺が持つモチモチした食感が追求されています。

 なお、機内では麺を茹でられないので、オーブンで加熱して“あつもり”に。その際、麺のモチモチ感が損なわれないようにするのが、最も苦労した点だそうです。

 一方、麺をつけるスープは、コクがありながら甘酢のさわやかさが効いて、飽きのこない味。スープの分量については、機内での取り扱いを考慮し、こぼしにくく、かつ残りにくいように気を配っているといいます。

 スープに入れる具材は、煮玉子・チャーシュー・もやし・シナチク・なると。これらは、そのまま“おつまみ”として食べることも想定した味に仕上げられていました。

 ちなみに、デザートとして添えられたリンゴは、大勝軒にゆかりの食材ということで選ばれています。創業者の故・山岸一雄さんは、リンゴの産地である長野県出身。山岸さんは、実家から送られてきたリンゴを店で常連にふるまったり、スープをつくる寸胴鍋に入れたこともあったそうです。

 大勝軒の代表を務める飯野敏彦さんは「大勝軒の味が、空を飛んで世界に広まることが何よりうれしい」と話します。ただ、これまで築いてきた大勝軒の味とイメージを守る意味でも、「機内食だから」という理由で妥協はできなかったとのこと。そのため、「AIR大勝軒」の「つけめん」開発には、およそ1年の月日が費やされたそうです。

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス