ロシア軍のヘリを「無人モーターボート」が撃墜!? “歴史的な攻撃”の映像をウクライナが公開

「歴史的な攻撃」の映像が公開。

無人水上艇に対空ミサイルを搭載か

 ウクライナ国防省は2025年1月2日、同国が開発した無人水上艇「マグラ V5」が、搭載したミサイルでロシア軍のヘリコプターを破壊したとする映像を公開しました。

Large 20250106 01

拡大画像

旧ソ連が開発したMi-8ヘリコプター(画像:ロシア国防省)。

 ウクライナ軍は有力な艦艇を保持していませんが、爆薬を搭載して敵艦に体当たりする「シーベビー」や「マグラV5」といった無人水上艇を活用し、ロシア海軍の黒海艦隊に打撃を与えてきました。

 大きな被害を受けたロシア軍は、戦闘機やヘリコプターでウクライナ軍の無人水上艇を捕捉し、攻撃するようになっており、無人水上艇は空からの攻撃が脅威となっていました。

 ウクライナ国防省情報総局(GUR)は2024年6月、赤外線ホーミングシステムを備えるソ連製の短距離空対空ミサイル「R-73」が「マグラV5」に搭載可能になったと発表しています。今回、このR-73を搭載した「マグラV5」が戦果をあげた模様です。

 GURによると、2024年12月31日に「グループ13」と呼ばれる特殊部隊の「マグラV5」が、クリミア半島のタルハンクート岬付近でR-73を発射し、ロシア軍のMi-8ヘリコプター2機を破壊、1機に損傷を負わせたとのこと。ウクライナ国防省は、無人水上艇が空中目標を破壊した「歴史的な攻撃」だったとしています。

 ウクライナ軍の無人水上艇は戦訓を反映した改良が続いているようです。

【画像】ロシア軍のヘリが「無人モーターボート」の攻撃で撃墜される様子

最新記事

コメント