最後の「国鉄特急色」485系電車、引退へ ラストラン実施 JR東日本

国鉄時代のオリジナルの姿を残す485系特急形電車の引退に伴い、JR東日本がラストランを行います。

東北3県でラストラン

 JR東日本・仙台支社は2016年4月27日(水)、485系特急形電車のうち、オリジナルの姿を残す日本最後の編成が引退するのに伴い、6月18日(土)と19日(日)に“ラストラン”を行うと発表しました。

 485系電車は国鉄時代の昭和40年〜50年代頃に製造され、主に特急列車として日本各地を走行。デビューから長い年月が経過し、クリーム色と赤色のツートンカラーという登場時の「国鉄特急色」をとどめる485系電車は現在、このたび引退を迎えるJR東日本の1編成のみになっていました。

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上野〜会津若松間の特急「あいづ」として走る「国鉄特急色」の485系電車(1993年10月、恵 知仁撮影)。

 ラストランでは、かつて東北を走った特急「ひばり」「あいづ」「つばさ」のヘッドマークを付けて5コースを走ります。「特急ひばり」コースは仙台〜郡山間(6月18日、1万円)、「特急あいづ」コースは郡山〜会津若松間(6月18日、8000円)と会津若松〜郡山間(6月18日、8000円)、「特急つばさ」コースは福島〜山形間(東北本線・仙山線経由、6月19日、1万円)と山形〜仙台間(6月19日、8000円)です。

 定員は各コースとも300人。5月6日(金)10時からコースごとに順次発売されます。旅行料金には「記念乗車証明書」、それぞれのヘッドマークをデザインしたヘッドレストカバー、コースごとに掛け紙が異なる特製弁当が含まれます。

【了】

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コメント

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5件のコメント

  1. JRになろうとも、いまだに自分は特急列車のイメージって言うとこの形のクリーム色と赤色のツートンカラーと、同じ形のクリーム色と青色のツートンカラーのみ。
    空力や先進的デザインによるモデル発展である筈の最近の列車は、未来的・欧米的デザインに感じられてしまい全く親しみすら感じられない。列車名も日本由来の名称も蚊帳の外でヘッドマークも無くなってきちゃったし・・・やっぱり今でも西洋への憧れがあるのかな???

  2. 秋田、盛岡は走らないの?残念。

  3. 485系ですか,確か31年前と25年程前にしらさぎ号として友人知人といっしょに金沢方面へ行った時に乗った思い出があります。欲を言えば40年前にしらさぎ号として乗る計画だったクハネ581系の列車に乗れなかったのがかなりの痛手ですかね。

  4. 譲り受けるんだ、東武!

  5. はあ、国鉄時代を知らない世代だけでしょ、喜ぶのは。
    なぜ分割民営化されたか、しらべたら?