北アフリカでも「ロシア離れ」か!? 艦艇の購入をキャンセル 代わりに選ばれたのはやはり中国製

ロシア製をキャンセルしても得たい艦とは。

ライセンス生産で自国造船所で建造か?

 アルジェリア国防省がロシア製艦艇の購入を断念し、中国製のコルベットをライセンス生産する方針であることが2025年1月5日、地元メディアの報道などにより明らかとなりました。

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アルジェリアが一時購入を計画していた、西側ではステレグシュチイ級と呼ばれるロシアの20380型フリゲート(画像:ロシア国防省)。

 当初、アルジェリア国防省は海軍の新型艦艇としてロシア製のフリゲートとコルベットの購入を予定していました。

 しかし、ロシア艦艇の購入は断念し、最終的に国内の造船場で中国製コルベットの056型を建造する方向で調整しているようです。

 すでにアルジェリアは、中国から056型を6隻購入する契約を結んでおり、1隻目の「エル・ムタサディ」は、すでに同国海軍に納入されています。

 なお、アルジェリアは056型の国内建造のために、アンナバにある造船所をイタリア企業の協力を得て拡張する計画であるようです。

 アルジェリアは軍の装備の約85%がロシア製で、これまでは有力な顧客でした。ただ水上艦艇に関しては、他国の艦艇も積極的に購入する方針をとっており、そのうち中国は有力な取引相手になっています。

【画像】かなりの数! これが、中国では大量建造されているコルベットです

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