「山陰道」の“分断区間”2025年度開通へ ただし「ICで一旦下りて」 工事難航で“特殊な形態”に
国土交通省 浜田河川国道事務所は2025年2月10日、島根県西部で山陰道の一部として建設中の「三隅・益田道路」(15.2km)について、開通形態の見直しが必要になったと発表しました。
島根県内「浜田-益田」の分断区間が開通!するけども…
国土交通省 浜田河川国道事務所は2025年2月10日、島根県西部で山陰道の一部として建設中の「三隅・益田道路」(15.2km)について、開通形態の見直しが必要になったと発表しました。
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山陰道は2025年3月2日に島根県出雲市内の出雲・湖陵道路4.4kmと湖陵・多伎道路4.5kmが開通し、鳥取県内から島根県大田市までが1本につながります。その“次”、2025年度に島根県内で開通が予定されているのが、浜田市と益田市をつなぐ「三隅・益田道路」の区間です。
開通形態の見直しが必要となったのは、終点である益田市の「遠田IC」で工事が難航しているためです。
道路の法面を掘削中、湧水による亀裂が発生し、法面崩落の恐れがあるといい、慎重に掘削をするため工事に時間を要しているといいます。
このため、2025年度の開通時においては、本線を供用せずランプのみを介して、遠田IC以西で開通済みの「益田道路」区間へと連絡することとなりました。遠田ICでいったん下り、国道9号の「遠田IC入口交差点」を経由して益田方面とを行き来することになります。
なお、この遠田ICの本線部の開通見込みは示されていません。
「三隅・益田道路」区間が開通すると、山陰道は江津市から益田市までが1本につながり、島根県内で残すは大田市-江津市の1区間と益田市から山口県境を越えるまでの2区間のみとなります。
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