エスカレーター、抗菌で安全に 小田急・下北沢駅大改造

エスカレーターの安全性を下げている「ある要因」

 地下2階と地下3階の2層構造になる下北沢駅に小田急は、高低差25mを結ぶ長さ約45mという、京急電鉄・羽田空港国内線ターミナル駅や、りんかい線・大井町駅(東京都品川区)にあるものと同等の「私鉄最大級」というエスカレーターを設置。すでに一部を2016年5月から使っているほか、最終的に同駅へはエスカレーターが大小あわせて11台、エレベーターが2台設けられる予定です。

 小田急はこのエスカレーターについて、手すりを抗菌にするといった“安全に対する配慮”をしているといいます。なぜ「抗菌」が「安全」につながるのでしょうか。それは汚いと考えて、手すりにつかまらない人が多い、すなわち安全性が低い状態でエスカレーターに乗っている人が多いからだそうです。

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小田急・下北沢駅の複々線化工事概要図。地上と、現在使われている地下3階を直通で結ぶものなど、多数のエスカレーターが設けられる(2016年6月9日、恵 知仁撮影)。

 鉄道会社や日本エレベーター協会などは例年、「みんなで手すりにつかまろう」キャンペーンを実施。転倒事故などの危険を減らそうとする運動を行っています。線路や建物の地下化や高層化によって、こうした規模の大きなエスカレーターが各所に誕生しているいま、利用者もその使い方を考える必要がありそうです。

 また、小田急線の下北沢駅がこうした地下構造になる理由として、同駅には京王・井の頭線が高架線で通っていることが挙げられます。仮に小田急線を地下でなく高架線で複々線にした場合、井の頭線の上に建設せざるをえません。そのため、とても高いところを線路が通ることになり、周囲に日照の影響が出ることが考えられることなどから、地下2層構造にしたといいます。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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コメント

2件のコメント

  1. >なぜ「抗菌」が「安全」につながるのでしょうか。それは汚いと考えて、手すりにつかまらない人が多い、すなわち安全性が低い状態でエスカレーターに乗っている人が多いからだそうです。

    記事で言及されていないが、エスカレーター上(内?)での歩行禁止についてはどうなのかな?

    現場で指示されているなら申し訳ないが、清潔な「抗菌」手すりにつかまっていれば、後ろから来た者にぶつかられても「安全」ということではないだろうから、「みんなで手すりにつかまろう」と同時に「みんなできちんと立ち止まろう」の啓蒙も必要なはずだ。

    エスカレータの乗車(搭乗?)距離が長いのならば、なおさらだ。

  2. 09/08/2009 at 9:46 pm Caro Dr.tesGavoExculente blog com várias dicas para advogado.Acabei de pegar a carteira da OAB, o que o senhor me aconselha para arrumar meu primeiro emprego na área jurídica?Desde já agradeçoUm abraço