「静岡-西伊豆」がめちゃ近くなる!? “海の県道”フェリーが乗り場移転で“駅徒歩3分”に
駿河湾フェリーは2025年3月27日、フェリーターミナルの移転と運航の再開を発表しました。実施日は4月18日(金)です。
駿河湾フェリーが「ほぼ駅直結」に
駿河湾フェリーは2025年3月27日、フェリーターミナルの移転と運航の再開を発表しました。実施日は4月18日(金)です。

同航路は静岡市の清水港と西伊豆の土肥港を結び、名前の通り駿河湾を横断します。現在は清水港の乗降設備(台船)の損傷により長期運休となっていますが、清水港側フェリーターミナルの移転を機に運航を再開します。
清水港側は従来、静岡鉄道の新清水駅から20分以上かかる日の出地区に発着していましたが、江尻地区に整備される新岸壁(江尻12号)に移転。JR清水駅から“徒歩3分”という近さになります。
券売所や待合スペースは、建て替えにより新しくなる「清水魚市場 河岸の市 いちば館」に設けられます。「フェリーターミナルとしての魅力や利便性が飛躍的に向上します」ということです。
さらに、4月18日はこれまでの長期運休の「お詫びの意味を込めて」運賃を無料に。特別室(オーシャンルーム)も無料開放するといいます。
ただし、台船が使用できず岸壁のスペースに限りがあるため、乗船は徒歩・自転車に限定するということです。
また、移転によりダイヤも変わります。これまでの「清水-土肥75分」という運航時間は、離着岸などに時間を要することから若干延び、所要90分になります。4月18日からの運航ダイヤは、朝7時台から18時台まで1日6往復です。ただし4月18日当日は、清水11時20分発の第2便からの運航となります。
ちなみに、駿河湾フェリーは珍しい“海上県道”にも指定されています。船内には静岡県道223号「清水港土肥線」であることを示す標識が立っています。
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