「親子で行く修学旅行」を体験、その特徴は 国の補助金活用、何が違う?

文科省と国交省の協力により、補助金を受けて実施されているツアー「親子で行く修学旅行」。補助金は内容をより充実させる方向に使っているといい、それでいったい何が体験できるのか、また「親子」で「修学旅行」に行くことの意味はどこにあるのか、そのツアーに参加し、探ってきました。

むしろ子どものうちに体験すべき「特別授業」も 恥をかくのを防ぐために

 今回、参加できた「親子で行く修学旅行」におけるもうひとつの、知っているけどよくは知らない“京都らしい「特別授業」”は、「戦国時代コース」の高台寺(京都市東山区)で行われる「畳の部屋での作法」です。

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ふすまは両手を使い分け、何段階かで閉めるのが「作法」(2016年6月、恵 知仁撮影)。

 豊臣秀吉の正室である北政所(高台院)が秀吉の冥福を祈るため建立した高台寺(京都市東山区)では、そうした歴史を現地ガイドから聞くことができるほか、「ふすまの開け方」「歩き方」といった「畳の部屋での作法」を学べます。

 ここでは「ふすまを閉めるときは少し音が出るように閉める」「畳の上では同じテンポで歩く」「畳のへりは踏まない」といった作法を、それぞれ「閉まったことが周囲に分かるように」「持っている水などがこぼれないように」「畳が痛むから」といった理由とともに、教えてくれました。「作法」はただのマナーではなく合理的な「理由」もあるわけで、押しつけられるのではなく、このようにその背景まで分かるとより得心もいき、身につくのではと思います。

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「敷居を踏んではいけない」という作法も、昔の家はそれが家をゆがませる原因になったためという(2016年6月、恵 知仁撮影)。

 近年では畳の部屋が少なくなった関係で、その作法は「テーブルマナーより知られていないかもしれません」とのこと。この記事の冒頭で「京都・奈良の修学旅行は大人のいまならより楽しめるだろうな」と書きましたが、この体験については子どものうちに経験しておくべきかもしれません。思い起こせばこれまで何度、恥をかいてきたことか……。親子で作法を学ぶことで、帰宅後も継続的に家庭全体で作法について意識でき、それがあたりまえになる、将来、大人になって畳の部屋で食事する際などに無用な恥をかかなくてすむ、感心されるといったメリットがあるかもしれません。

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