「開き直り」? それとも「潔さ」? 東急アプリ向けサービスのポスターがユニークと話題に
東急電鉄は2016年8月1日、事故などによる遅延情報も加味した、目的地までの所要時間が検索できるサービス「駅間time」をアプリ上で開始。各駅に掲示されたそのポスター広告がSNS上で話題を呼んでいます。
「努力している」「新しい」などの書き込み
東急電鉄は2016年8月1日(月)、事故などによる列車遅延情報も加味して目的地までの所要時間を検索できる新サービス「駅間time」を、スマートフォン向けアプリ「東急アプリ」で開始しました。同社によると、遅延情報を反映できるシステムは「鉄道業界初」といいます。
そのPRのため東急電鉄は、駅構内にユニークなポスター広告を掲出。ポスターにはイメージ図のほか、「ダイヤ改正。設備改良。警備員増員。それでも発生してしまう遅延時に。」などの文言が記され、その“開き直り”とも“潔さ”とも取れる内容がたちまち、SNS上で話題に。「会社として努力している感じがある」「新しい広告に笑った」などの書き込みが多く見られます。
乗りものニュース編集部では、このポスターが誕生するまでの経緯を東急電鉄に取材。担当者からは、「少しでも快適、便利に鉄道をご利用いただくため、お客さまに必要な情報は何か、もっと便利なサービスが提供できないかといったことを日々議論しています。今回の『駅間time』も、私たちのこうした思いを真摯にお伝えしたかったため、この文言が生まれました」との回答が返ってきました。
一方で、事情によっては、運休などの判断をせざるを得ないことも念頭にあるようで、担当者はこうも話します。
「ホームドアなどさまざまな安全対策に取り組み、安全・安定輸送を目指していますが、悪天候や事故時には安全運行確保のためにやむを得ず、運転見合わせなどの判断をせざるを得ないことがあります。お客さまにご不便をおかけしてしまうこともありますが、少しでも快適、便利にご利用いただくため、積極的な情報提供に努めています」
なお、ポスターは東急線全駅の「お知らせボード」や全車両内に掲出されているほか、一部駅の階段横スペースで8月14日(日)まで掲出される予定です。
【了】
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