名神高速の彦根IC近くにあった人が渡れない“謎のアーチ建造物”ついに撤去! その理由とは?

名神高速道路の彦根ICの近くにあったアーチ建造物の撤去作業が終わりました。

人も渡れないのになぜ架かっていた?

 NEXCO中日本 名古屋支社は2025年6月26日、名神高速道路の彦根インターチェンジ(IC)近くにあったアーチ構造物の撤去作業を完了したと、公式Xで発表しました。

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撤去作業中の小野ガードアーチ(画像:NEXCO中日本 名古屋支社)

 このアーチ構造物は「小野ガードアーチ」と呼ばれ、かつては道路東側の鉱山から西側のセメント工場へ石灰岩などの資材を運ぶため、「索道(ワイヤーロープにゴンドラなどを吊り下げて移動させる交通機関)」が道路上を横断しており、落石などの落下物から高速道路を通行する車両を守る目的で設置されたものです。

 石灰岩の採掘は1970年代に終了していましたが、アーチ構造物はその後も撤去されることなく、長らく名神高速道路の風景の一部として残されていました。

 名古屋支社の担当者によると、かなり以前から撤去の計画は検討されていたものの、アーチの規模の関係で車線減少を伴う作業は困難であり、通常の交通状況下では撤去は不可能だったとのことです。そのため、担当者は「通行止めなどの措置が可能な名神集中工事に合わせて、撤去することになりました」と、撤去決定の経緯を明かしました。

【画像】実はここがこうなってました! ガードアーチが通された理由

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コメント

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1件のコメント

  1. 名神開通(栗東-一宮)のころからあった、ランドマーク的アーチだったような

    鈴鹿サーキットのタイヤアーチ広告より先だよね