「海を飛ぶ」も寄る年波には勝てず… 東海汽船の「セブンアイランド愛」がついに引退へ 45年のキャリアに幕

ベテラン船がついに引退…!

維持管理費用の高騰が原因

 東海汽船は2025年7月10日、同社が運用する高速ジェット船「セブンアイランド愛」について、老朽化した船舶の維持管理費用等を鑑み、2025年8月をもって引退すると発表しました。

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東海汽船のジェット船「セブンアイランド愛」(画像:東海汽船)。

「セブンアイランド愛」は定員254人、水中翼とウォータージェットによって航行し、「海を飛ぶ」とも表現されるジェットフォイル。およそ80km/hでの高速航行が可能で、東京~伊豆大島間を1時間45分で結んできました。

 1980(昭和55)年に米・ボーイング社で建造されアルゼンチンやアメリカ、カナダ、関西汽船で使用されたのち、2002(平成14)年から現在の東海汽船にて活躍してきました。東海汽船が保有する4隻のジェットフォイルの中でも、「セブンアイランド愛」は最古参で、2024年7月24日には航行中に機関故障のため千葉県沖で一時漂流するという事案が発生していました。

 東海汽船によると、見送りなどのイベントは行わないものの、後日「セブンアイランド愛ありがとうキャンペーン」を実施する予定とのことです。

【富士山バックに海上疾走!】これまでの「セブンアイランド愛」の雄姿を写真で(画像)

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