“渋滞ワースト都市”返上なるか 熊本の「新高速」最重要区間の整備ついに始まる 熊本環状連絡道路

熊本河川国道事務所は2025年8月27日、中九州横断道路の一部となる「熊本環状連絡道路」の中心杭打ち式を10月に開催することを発表しました。

相次いで事業化されている「中九州道」の最西部!

 九州地方整備局 熊本河川国道事務所は2025年8月27日、中九州横断道路(中九州道)の一部となる国道57号「熊本環状連絡道路」の中心杭打ち式を、10月4日に熊本市で開催することを発表しました。いよいよ整備事業が始まります。

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国道57号での混雑の様子(画像:熊本河川国道事務所)

 熊本環状連絡道路は、熊本西環状道路の下硯川ICから熊本北JCT(仮称)までの延長3.9kmの自動車専用道路として計画されています。阿蘇・大分方面へ通じる中九州道の最西部であり、熊本西環状道路へつなげるとともに、九州道と連絡する区間です。この接続部となる熊本北JCTにはICも併設される予定です。

 中九州道の整備は、複数の整備区間に分割されて進行中です。熊本環状連絡道路も、その一部として計画が進められてきました。現在のところ、熊本側の中九州道の開通済み区間は大津IC~阿蘇西IC間など一部のみですが、2020年度以降、熊本西環状道から九州道を経て大津ICまでの4区間22.6kmが相次いで事業化されました。

 この区間は、有料道路事業の導入が検討されています。一般的に、財源の目途のつきやすい有料道路事業は急ピッチでの整備が可能になります。

 この背景には、熊本市やその近郊での渋滞の深刻化があります。国土交通省によると、熊本市の主要な渋滞箇所の数は、東京・大阪・名古屋以外の全国の政令指定都市のなかで最多の“ワースト1”。また、中九州道沿線の菊陽町には、台湾の半導体大手であるTSMC社の子会社「JASM」の工場が進出するなど、半導体関連企業の立地も加速しており、交通混雑に拍車がかかっている状況です。

 熊本河川国道事務所は、これらの工場が多数立地している「熊本中核工業団地」から熊本港までの所要時間を、通常時は約76分のところ、混雑時は25分遅い約101分かかっていると試算しました。中九州道の整備によって渋滞の緩和が期待されています。

【急ピッチで作ってます!】これが「熊本環状連絡道路」の計画です(写真で見る)

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