「ゲジゲジナンバー」って何!? 自動車のナンバープレート なにがゲジゲジっぽいのか?

一部で「ゲジゲジナンバー」と呼ばれているクルマのナンバープレートがあります。なぜこのような通称が生まれたのでしょうか。

「翔んで埼玉」でもイジられた「ゲジゲジナンバー」

 自動車のナンバープレートで、一部の人々から「ゲジゲジナンバー」や「ゲジナン」と呼ばれているものがあります。

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近江鉄道のバス(乗りものニュース編集部撮影)

 理由は、ナンバープレートの地名の字体が、虫のゲジゲジのように見えるためだといわれています。

 それは「滋賀」ナンバーです。

「滋」の漢字に並んでいる“糸”のような部分が、ゲジゲジっぽいというわけです。特に昭和末期まではナンバープレートの地域名標示が「滋」の1文字であり、近隣地域やコアなカーマニアの間でこの呼び方が広がっていったといわれます。

 不名誉な言い方に思うかもしれませんが、近年は逆に、地域振興のきっかけとして積極的に用いられることも増えています。ご当地ならではのトピックを題材にしたコメディ映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」では、ゲジゲジナンバーが滋賀県民を“イジる”題材として使用され、全国規模でも話題となりました。このほか、地元ではナンバープレートのフォントをかたどったキーホルダーや、「滋」の字をモチーフとしたカラーリングの教習車なども親しまれています。

 ちなみに、滋賀ナンバーは同じく「滋」の字の一部が、稲妻のような形であることから、「イナズマナンバー」と呼ばれている場合もあるようです。

【言われてみれば…?】これが通称「ゲジゲジナンバー」です(写真で見る)

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