「合わない軽油」命取りに? ディーゼル車、冬のドライブは要注意

寒冷地の軽油で暖かい地域を走っても、問題が

 では、冬の北海道で入れた軽油で、暖かい地域を走るとどうなるのでしょうか。

「軽油の種類の違いは、着火性能にもあります。寒冷地の軽油は低い温度でも着火しやすくつくられているので、気温の高いところで使うと、不必要に揮発して、環境に悪影響を与えます」(石油連盟)

 また地域のほか、季節によっても異なる軽油の種類。「季節の変わり目」になると、販売店は使用のガイドラインへ従って、一斉に軽油の種類を入れ替えるのでしょうか。

「ガイドラインはあくまで目安なので、厳密に何月何日から一斉に種類を替えるということはありません。在庫の状況と、供給する側との調整で入れ替わっていきます。異なる種類を混ぜてはいけないことはないので、入れ替えの時期は性能が段階的に変わっていくのが実情でしょう」(石油連盟)

 普段は気づかないかもしれませんが、販売店でその地域の気候に合った軽油を提供しているからこそ、安心なドライブができるのです。

【了】

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コメント

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7件のコメント

  1. 『冬場の関東で入れた軽油で北海道へスキーに行き・・・』
    こんな経験ある人、手を挙げて!
    友人が、でもOKです。

  2. ガソリンは大丈夫なんですか?

  3. 長野県のスキー場は北海道並みに寒くなります。

  4. 特1号を「0号」、特3号を「4号」と名付けたほうが分かりやすいと思う。

  5. ディーゼル車に乗り換えたのは今の車が初めてなので、今まで知りませんでした。先日都内で満タンにして長野蓼科で一泊し、早朝に始動させたところ、1、2分の間ブスブスいってエンジン回転が安定しないようでした。外気温は-18℃くらいだったので、今考えると2号じゃヤバかったのですね。今後は気を付けます。

  6. フェリーで行けば可能でしょ
    みんなが閲覧できるコメントなんだからもっと考えて発言しましょう

  7. これって2021年現在、本当なのでしょうか? 2019年にディーゼルに乗換え乗換えた年、長野のスタンドで正にこの件を聞いたのですが、「はあ?」みたいな感じで、ご存知無い感じでしたけど?