外環道の下道の「代替路になる道路」延伸がいよいよ具体化か 「え、行き止まり!?」の先へ! 埼玉県が12月説明会

埼玉県が2025年12月、都市計画道路「南浦和越谷線」の事業について地元説明会を行います。国道298号の代替路となる路線です。

川口-越谷に「草加がちょっと食い込む」未開通区間

 埼玉県さいたま県土整備事務所が2025年12月、都市計画道路「南浦和越谷線」の事業について越谷市と川口市で説明会を4回行います。未開通部の橋梁や道路の設計内容について、概ねまとまったとして、その内容や今後の予定を説明するとしています。

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南浦和越谷線の川口市内(乗りものニュース編集部撮影)。

 南浦和越谷線は、外環道とその下道である国道298号の北側に並行する東西方向の4車線道路で、現在は主に川口市内8.8kmが開通済みです。特に西側は国道298号との距離が近く、県も同国道の「代替路」になると説明しています。

 東側は将来的に国道4号を越えて、別の都市計画道路と一体となって「東埼玉道路」まで1本で結ぶ計画ですが、現在の開通区間は川口市のゴミ処理場(戸塚環境センター)正門で行き止まりとなっています。ここから、センターの東側を流れる綾瀬川を越えるまでの約690m区間が、今回の対象です。

 この区間は川口市、草加市、越谷市をまたぐため、架橋費用の在り方から事業が停滞していましたが、県が事業を進めることとなり、2023年夏に地元説明会が行われました。それから約1年半、さらに詳細な設計が固まってきたようです。

 埼玉南部ではかねて、「東西軸」の不足が言われています。特に国道298号は代替路が乏しく、外環道の千葉区間の開通(2018年)以降、混雑の悪化が指摘されています。

【立派な道路だ】これが「南浦和越谷線」です(地図/写真)

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