宇都宮線の「新駅」実現なるか? “新たな玄関口”を目指し検討へ まちづくりの方向性が示される
茨城県古河市は、大堤南部地区にJR宇都宮線の新駅を設置し、市の新たな玄関口として交通拠点の形成を目指す土地利用のゾーニング案を示しました。
「(仮称)南古河駅」周辺を交通拠点に
茨城県古河市は2025年12月、大堤南部地区にJR宇都宮線の新駅「(仮称)南古河駅」を設置し、市の新たな交通拠点とする地区整備方針検討案を示しました。
宇都宮線の栗橋~古河間は駅間距離が7.5kmにおよび、この区間に「(仮称)南古河駅」を設置する構想が古くから存在します。古河市は、新駅を周辺自治体との合併後の指針となる「新市建設計画」において、先導的プロジェクトに位置付けており、JR東日本大宮支社に要望も行ってきました。
JR東日本大宮支社は新駅設置の要望に対し、5条件を提示。「輸送上、技術上の問題がないこと」「新駅の収益性が確保されること」「用地と建設費を請願者である市が全額負担すること」「駅周辺の都市施設などの整備やまちづくりが進められていること」「関係自治体との意思統一がなされていること」を求めています。
市は新駅を整備することで、住環境の整備による人口増や、企業進出などが期待できるとしています。また、新駅周辺まで、古河市と筑西・結城エリアを結ぶ「筑西幹線道路」を延伸する構想も存在します。ただ、新駅整備の前提となる大堤南部地区の土地区画整理事業は、1996年に都市計画決定したものの、長らく事業化に至っていませんでした。
市は現在、「大堤南部地区まちづくり構想」の策定に向けた検討調査を進めており、その一環として今回の地区整備方針検討案を示した形です。地区整備方針検討案では、新駅周辺を「市の新たな玄関口」とし、交通拠点を形成する方針を明記。交通機能のほか、交流機能や防災機能など、多様な機能を誘致する方針を示しています。
なお、市は「大堤南部地区まちづくり構想」に関して、すぐに土地区画整理事業の開発を進めるものではなく、まずは都市計画の見直しも含め、まちづくりの方向性を段階的に検討することが目的としています。





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