銀座線01系が研究用車両に 東京メトロが東大に1両譲渡
東京メトロが、2017年3月まで営業運転で使用していた銀座線01系電車のうち1両を、東京大学に譲渡しました。
すでに東大柏キャンパスへ搬送
東京メトロは2017年5月15日(月)、銀座線で使用していた01系電車のうち1両を東京大学に譲渡したと発表しました。
東京大学と東京メトロは、鉄道車両の走行安全性向上に関する共同研究を長年にわたり実施。今回、同大学生産技術研究所千葉実験所(千葉市稲毛区)の機能移転に際し、廃車車両の譲渡依頼があったことから、東京大学への車両譲渡が実現しました。
01系は1983(昭和58)年から製造され、今年の3月まで使用された車両です。このうち01-630号車が、3月24日(金)未明に、東京メトロの中野車両基地(東京都中野区)から東京大学柏キャンパス(千葉県柏市)へ搬送されました。今後、研究用車両として活用される予定です。
東京メトロによると、01系は、これまで熊本電鉄に譲渡されたり、地下鉄博物館(東京都江戸川区)で保存されたりといったケースはありましたが、研究用としての譲渡は初めて。「本取り組みを通じて、これまでの研究の枠組みを超えた日本における鉄道技術の向上に東京メトロとしても貢献していきます」としています。
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