鉄道係員への暴力、2016年度は712件 加害者の62%が「飲酒あり」

日本民営鉄道協会などが2016年度の鉄道係員への暴力件数を発表。年間712件で、暴力は週末や深夜時間帯に多く発生。また、加害者の62%が「飲酒あり」でした。

深夜、週末に多く

 日本民営鉄道協会とJR各社を含む鉄道事業者18社局は2017年7月3日(月)、駅係員や乗務員など鉄道係員に対する暴力行為の2016年度集計結果を発表しました。

 対象の事業者は大手民鉄16社(東武鉄道、西武鉄道、京成電鉄、京王電鉄、小田急電鉄、東急電鉄、京急電鉄、東京メトロ、相模鉄道、名鉄、近鉄、南海電鉄、京阪電鉄、阪急電鉄、阪神電鉄、西日本鉄道)とJR旅客6社、札幌市交通局、東京都交通局、横浜市交通局、名古屋市交通局、大阪市交通局、福岡市交通局、東京モノレール、ゆりかもめ、首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)、北総鉄道、横浜シーサイドライン、愛知環状鉄道の計34社局です。

 2016年度の1年間における暴力行為の発生件数は34社局で712件でした。前年度の札幌市交通局を含まない33社局の792件と比べ、80件の減少です。

 月別にみると、9月が最も少なく49件、12月が最も多く70件でした。曜日別にみると、火曜が最も少なく82件で、日曜が最も多く118件。ただし木曜と金曜も多く、ともに117件でした。時間帯別では、午前5時から9時までの時間帯が最も少なく66件で、時間帯が遅くなるにつれて増えていき、22時から翌午前5時までの時間帯が最多の260件です。

 加害者の年齢は20代以下が100件(14.0%)、30代が139件(19.5%)、40代が138件(19.4%)、50代が134件(18.8%)、60代以上が152件(21.3%)で、不明は49件(6.9%)という結果に。加害者が飲酒をしていたケースは440件で、全体の62%を占めていました。

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列車内に掲出される暴力行為防止ポスター「見逃しません!その暴力、犯罪です!」のイメージ(画像:JR東日本)。

 日本民営鉄道協会および鉄道事業者18社局は、警察庁と国土交通省からの後援を受け、鉄道係員への暴力行為や利用者同士のトラブルに対し防止を呼び掛けるものとして、暴力行為防止ポスター「見逃しません!その暴力、犯罪です!」を作成。7月7日(金)から、駅構内や列車内に計約6万8000枚を掲出します。期間は9月6日(水)までのおよそ2か月間の予定です。

【了】

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コメント

7件のコメント

  1. 給料はいいけどストレスが並大抵じゃないもんな。
    警官と同じであんまり長生き出来なさそう。

  2. つらいとこだな、もっと罰則を執行した実例を公表すべきかと思うが、体罰と同じで?やりすぎ?何も客をそこまで?とか?すぐに場当たりなネタが頭をもたげてくるからね、確かに線引きは難しいが、現場は絵に描くような理想とは遠いんだろうね、

  3. 日本には酒の上での事は無罪とする悪癖がありますが、逆に飲酒が原因での犯罪は全て未必の故意扱いとして厳罰にすべき。可能なら初犯から再審、執行猶予なし、2年以上の懲役とすべき。

    • ほんとそう思う。酒の上での犯罪を軽くしているからこういうことになる。
      そうして発生した暴力は社会的損失だ。

  4. 暴力は許せませんが、これはまああくまでも被害者側だけ、それも被害者以外の弁護士関係を含めた企業側だけの言い分ですから。
    加害者側の酒の上だけで済まされないような問題のものも随分あると思いますよ。
    暴力よりも酷い、一生を破滅させるような冤罪をも多数生み出している連中ですからね。

    • こういうポスターは毎度の犯人は男性と決めつける警察の勇み足の原因になるから絵の被害者にモザイクでもかけたらいいね、同じ通報でも女性が加害者と疑われる場合と男性とでは明らかに扱いが違うし、更に嘆かわしいのは法を重視するはずの警察がこのザマで、ここの関連記事で痴漢を疑われた男性が線路から逃げたら疚しいから逃げる、追う、こんなアホな捕物帖なんて近松門左衛門も書けない話だ

  5. 相変わらず世論を見方にする数字を出すのは早いな、これが他に自分等の対策として効果が上がらんと意図して封印して出さないくせに、お客様対応?どこまでがお客様なのか?優先席に若者健常者とか、女性専用車に男性が居てもお客様対応で列車止めてんじゃないの?お客様同士のトラブルの措置があいまいだから自分等の措置も後手なんだろうに?