観光列車、旅行商品開発へ 日本旅行と道南いさりび鉄道、自治体が協定締結
2017年10月1日、北海道と北斗市、函館市、木古内町、日本旅行、道南いさりび鉄道が「道南いさりび鉄道の利用促進と道南地域の観光振興等に関する協定」を締結しました。
北海道、沿線3市町と協定締結
北海道と北斗市、函館市、木古内町、日本旅行、道南いさりび鉄道は2017年10月1日(日)、「道南いさりび鉄道の利用促進と道南地域の観光振興等に関する協定」を締結しました。
これまで日本旅行は、道南いさりび鉄道で「ながまれ号」を使った観光列車「ながまれ海峡号」を運行。この企画は2016年度の「鉄旅オブザイヤー」でグランプリを受賞するなどの成果を上げていますが、さらなる利用者の増加と観光振興を目指し、北海道や沿線市町とも協力し、今後取り組みを深めていくといいます。具体的には、観光列車や旅行商品の共同開発と販売促進、インバウンドの拡大に向けた取り組み、それぞれが有する媒体をいかした告知・宣伝に向けた取り組みなどです。
日本旅行は協定の締結にあたり、「道南いさりび鉄道様や自治体のみなさまと連携し、地域の発展に貢献していきたいと考えています。そのためには、▽昨年より取り組んでいる道南いさりび鉄道様の観光列車を更に充実▽旅行商品による誘客策以外にも、道南地域の魅力を広く発信し、観光客等の受入環境整備を含めた観光地域づくり等における貢献▽海外からのお客様の取り込み――などについて、知恵とネットワークを活用して取り組んでまいります」とコメント。
締結式で司会を務めた“女子鉄アナウンサー”の久野知美さんは「鉄旅オブザイヤーは、“鉄道旅のナンバーワン旅行商品を表彰する”というアワード。初年度から司会を担当させて頂いておりますが、旅行会社が列車を1からプロデュースするという斬新すぎる旅行企画に審査員のみならず多くの鉄道ファンが驚き・感心していたのを覚えています。道南いさりび鉄道は晴れた昼間に海岸から函館山を臨む景色が美しいことで知られていますが、函館のまちをフラットに臨める夜景や、路線名にもなっている“いさりび”もとても綺麗。沿線自治体との協力体制で2年目、3年目とますますパワーアップされていくことを鉄道ファンとして楽しみにしています」と述べています。
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