JALバンクーバー線が50周年 アジアの航空会社初の太平洋ノンストップ横断(写真52枚)

JALが東京~バンクーバー線の開設50周年を記念し、バンクーバー国際空港でセレモニーを実施。その機内は「カナダの縮図」のようでもあるそうです。

バンクーバー線がらみで、カナダ移民の相談を受け付けていたJAL

 JALの成田~バンクーバー線、その特徴のひとつに、日本人以外の利用も多いことが挙げられるそうです。

Large 20180911 01
バンクーバー国際空港を出発する成田行きJL17便。この路線は学生の利用も多いという(2018年9月9日、恵 知仁撮影)。

 アジア~北米間の移動にあたって、成田もしくはバンクーバーでほかの路線に乗り継ぐ中国やインドネシア、フィリピン、インドなどを目的地、出発地とする乗客が少なくなく、日本人以外で乗客の過半数を占めることもあるとのこと(JALは、カナダの代表的な航空会社のひとつであるウエストジェットとコードシェアしている)。

 またカナダは、「移民国家」とも表現される国。成田~バンクーバー線にはさまざまな出自の利用者が見受けられ、機内は「カナダの縮図」のようでもある、といいます。バンクーバー線を古くから運航するJALはかつて香港で、移民相談を行っていたことがあるそうです。

 JALは中期経営計画で「国際線旅客海外販売額比率50%」を掲げているため、将来はこのバンクーバー線のような風景が、JAL国際線では普通になっていくかもしれません(2016年度は30%強)。

JAL 東京~バンクーバー線の歴史

Large 20180911 02 Large 20180911 03 Large 20180911 04
     
展示された1970年ごろの「JAL WORLD ROUTE MAP」。
セレモニーが行われた成田行きJL17便の吉澤機長と、客室乗務員の吉原さん。
JL17便の乗客に搭乗口で記念品をプレゼント。

1968(昭和43)年9月11日:開設。東京~バンクーバー~サンフランシスコ間をDC8-55型機で週2往復。

1972(昭和47)年4月3日:東京~バンクーバー~メキシコシティ線を開設。DC8-62型機で週3往復。

1975(昭和50)年4月2日:ボーイング747型機が東京~バンクーバー~メキシコシティ線に就航。週3往復。

2004(平成16)年10月1日:ボーイング747-400型機が就航。

2010(平成22)年1月15日:バンクーバー~メキシコシティ間を廃止。

2010(平成22)年10月31日:ボーイング777-200ER型機が就航。

2011(平成23)年3月27日:ボーイング767-300型機が就航。

2014(平成26)年3月30日:ボーイング787-8型機が就航。

【了】

この記事の画像をもっと見る(52枚)

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  2. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  3. ロシア海軍の潜水艦に「異変」! 衛星画像の分析で明らかに 船体に“巨大な傘”を設置か イギリス国防省が指摘
  4. 「海自最大の護衛艦」と「世界最大級の軍艦」が洋上で並んだ! 圧巻の編隊航行を上空から捉えたショットが公開
  5. 片山さつき大臣「実態調査はじめます」 街のクルマ屋の「保険代理店打ち切り」問題に新局面 ビッグモーター事件の余波に再び切り込む!
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  3. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号