「伊丹は21時まで、どうする?」 パイロット、CAら参加「ANA Blue Academy」とは
ANAが「ANA Blue Academy ミライつく~る×ともにつく~る」を開催。ボーイング737型機の機長やCA、グランドスタッフ、整備士、そしてブラインドサッカー日本代表選手も講師で参加。子どもたちに体験授業を行いました。
「チームスピリット」を強調
ANA(全日空)グループが2019年6月1日(土)、日本工学院専門学校の蒲田キャンパス(東京都大田区)で、次世代育成プログラム「ANA Blue Academy ミライつく~る×ともにつく~る」を開催しました。
「ミライつく~る」は、小学5、6年を対象にしたキャリア教育プログラム。ANAグループのスタッフが講師となり、仕事体験を行います。
「ともにつく~る」は、小・中学生とその保護者を対象に、多様性への理解を深め、誰もが一緒に暮らしやすい共生社会について考える体験型プログラム。アイマスクをして、音が出るサッカーボールを使い、ブラインドサッカーの体験をします。講師は、ANAグループスタッフと、ブラインドサッカー協会の日本代表選手。今回が初開催です。
「ミライつく~る」には100人が参加。パイロット、CA(客室乗務員)、整備士など航空業界の仕事体験が行われました。
パイロットの仕事体験では、現役のボーイング737型機の機長が登場。羽田19時20分発、伊丹行きのフライトをイメージし、フライトプランの作成から管制塔との交信、着陸まで一連の業務をレクチャーしました。伊丹空港は21時以降着陸できなくなるため、それを前提に飛行計画を組み立てます。高い高度で飛べば揺れは減るものの、到着は遅くなるなか、どの高度で飛ぶか、子どもたちの意見も割れていました。
CAブースでは、子どもたちはCAになりきり、ライフベストの着用法を乗客に説明する仕事体験を行っていました。説明に使うベストは機内で使っているのと同型のもの。また、長距離便の客室乗務員が仮眠するスペース、通称「秘密の部屋」は機体後部にあるとのトリビアも披露しています。
整備士の講師は3名。うち1名が女性でした。女性整備士の割合は5%くらいとのこと。彼女は重いものを持つのは苦手だそうですが、飛行機は小さいパーツが多く、整備はチームで行うので、重いものが持てなくても大丈夫だといいます。
グランドハンドリング(地上支援スタッフ)の仕事体験では、子どもたちは実際の業務で使うパドルを持って、スクリーンに映された飛行機を駐機させていました。
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