ヨーロッパ鉄道旅行の魅力「Eurail Pass」で確かめに行く 31か国で乗れるきっぷ

いざ、実際にヨーロッパへ 最初の列車は「レオナルド・エクスプレス」

 この1等車用「ユーレイル グローバルパス」を使い、2019年8月末から9月にかけて、実際に「ヨーロッパ鉄道の旅」へ出かけました。私自身が「ユーレイルパス」の存在を知ったのは、小学生か中学生のころ。それから約30年を経て、憧れていた旅が実現しました。

 その始まりは、イタリアのローマ。フィウミチーノ空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)。そこから「レオナルド・エクスプレス」で、ローマの中心部にあるテルミニ駅へ向かいます。

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空港駅で発車を待つ「レオナルド・エクスプレス」。車両はアルストム(仏)製(2019年8月、恵 知仁撮影)。

 イタリア国旗と同じ「赤」「白」「緑」の列車は空港と街を32分、ノンストップで連絡。「ユーレイル グローバルパス」で乗車可能です(1等車用パスに限る)。

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「レオナルド・エクスプレス」車窓に現れた、往時の水道橋とトラム(2019年8月、恵 知仁撮影)。

 同じような乗客が集まる空港アクセス列車で、所要時間も短いながら、車窓には石積みの水道橋とその下を走るレトロな路面電車(トラム)などが現れ、ヨーロッパ旅行の始まりを盛り上げてくれました。

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目の前にそれがあるローマ地下鉄B線のコロッセオ駅(2019年8月、恵 知仁撮影)。

 翌日は、ローマでバチカン美術館、コロッセオを観光。そして午後、イタリアの高速鉄道「Frecciarossa(フレチャロッサ)」でフィレンツェを目指します。

協力:ユーレイル・グループGIE

【了】

【写真】イタリアの列車「レオナルド・エクスプレス」車内

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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1件のコメント

  1. EurailPassは毎年お世話になってます。乗り放題かつ特典もありで海外乗り鉄には必需品です。