茨城空港「東京直通500円高速バス」廃止へ 背景に茨城県の懸念 補助打ち切りの方針
「高速バス500円」廃止しても問題なし?
大井川知事によると、東京都心から茨城空港までの所要時間は、成田空港までと比べても10分程度の差であり、東京駅直通バスの500円施策を廃止しても成田に対する競争力が大きく損なわれることはないと話します。その自信は、茨城空港の好調な業績にも裏打ちされています。
2019年における茨城空港の利用者数は80万人を突破し、過去最高を記録しました。その要因として知事は、国内線でスカイマークが1日1便増の3便体制になったほか、中国を中心に海外からのチャーターが相次いでいることを挙げ、発着枠が満杯となっている羽田や成田の代替として、東京近郊の茨城空港に注目が集まっていると分析します。
茨城県空港対策課によると、「『高速バス500円』をいつまでやるか、という議論のなかで廃止の方針を決定しました」といい、今後は、空港利用者に茨城県内を周遊してもらう交通施策に舵を切っていくとのことです。
ちなみに、茨城空港の利用促進策には、空港利用者の「駐車場無料」や、到着便利用者でかつ県内の宿泊施設で1泊する場合に限り、空港からの「レンタカー1000円」といったものもあります。県空港対策課によると、前者はおもに北関東の利用者を取り込んでいるほか、後者は日本人だけでなく、台湾から来た人の利用も多く、県内の周遊に役立っているそうです。
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7日以内のチケットの半券さえあれば500円になるので、仕事で空港を利用して地元に帰ってきた地元民が週末に東京に遊びに行くのに使っている。空港の駐車場がタダなのをいいことに車を置きっぱなしにして、である。本当に空港を使いたい人が停められないことがあるので、この500円キャンペーンはやめてもらいたいとずっと思っていました!良かった!!