「回送」のバスに乗客が? 都内の駅前で見られる謎の光景とは

東京都内の駅前では、回送の表示を掲げた都営バスに、乗客と覚しき人が乗り込んでいくことがあります。なぜでしょうか。

早朝の駅前で見られるワケ

 回送のバスは基本的に乗客を乗せませんが、都内の駅前では、回送と表示した都営バスが到着し、待っていた乗客と覚しき人が乗り込み、走り去るという光景を見られことがあるそうです。

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回送中の都営バス。写真はイメージ(2017年9月、中島洋平撮影)。

 何が起きているのでしょうか。東京都交通局に話を聞きました。

――回送のバスに客を乗せることがあるのでしょうか?

 それは職員を送迎するためのバスです。主に早朝のバス運行前に、営業所(車庫)と周辺の鉄道駅とのあいだで回送の表示をして運行しています。

――どのような職員が利用するのでしょうか?

 早朝のバスを担当するものの、出勤時間に間に合わない、または余裕がないという乗務員などを迎えに行きます。なお、送迎バスのルートは毎日同じではなく、その日の早朝勤務する職員の都合を考えて変えています。

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コメント

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4件のコメント

  1. かなり前に京都の交通局で幽霊バスなんてのがあったけど、ありゃ方向幕を白紙に延々系統を追尾して実際にお客さん乗ってたし、しかし一般に企業などとの契約で走る送迎バスは特定旅客事業に分類されるけど、この職員の送迎は事業外だからOKか?

  2. おいおい・・・

    税金で「高給待遇」されてる「成金運転手様」に通勤の世話まで焼いてくれるんだな・・・

    普通の民間バス会社なら「始業時刻までには確実に来い!!!遅刻したら処分だぞ!!!送迎?ふざけるな!!!」なのに・・・

    正しく「親方日の丸」的考え方だ。

  3. 役所に属するだけの独立した別事業でもやはり役所臭は拭えんな、休憩の合間に走るような運行表が羨ましいわ、今はどうか?昔は遅延手当て、雨手当てなんてあったと聞くが?

  4. 江東車庫って錦糸町駅のすぐそばで、車庫行の営業車が運行されない唯一の車庫として有名(入出庫は全て回送)なので、職員輸送が必要な距離とは思えない。深川車庫にしてもJRの駅はないけれど、東京臨海高速鉄道(りんかい線)の東雲(しののめ)駅が近いので、ここも職員輸送は不要な気がする。
    ただ、東雲駅と車庫間は湾岸道路を隔てるので、こちらはやむを得ない気もするが、門前仲町駅や東陽町駅との間ならば納得できる。錦糸町駅と江東車庫と言う数十メートルの距離の回送バスは意味不明である。
    (もしかしたら亀戸駅と車庫の間なのかな?)