ザ・営業車「プロボックス/サクシード」大変身 アウトドア向けカスタム車注目のワケ

商用バンの定番ともいえるトヨタ「プロボックス」「サクシード」をベースとした、アウトドア向けスタイルへのカスタマイズ事例が増えています。商用車のイメージを一変させるそのスタイルに、注目が集まっているようです。

「営業車」のイメージどこへ? 劇的ドレスアップ

 トヨタの商用バン「プロボックス」「サクシード」のカスタムカーを、ひとつのパッケージ商品として打ち出す事例が増えています。なかでも、オフロード用のタイヤを履かせたり、車高を上げたり、ルーフキャリアを取り付けたりして「SUV風」に仕立てるというものが主流で、両車種のこうしたカスタムカーを専門的に扱うショップも登場しているほどです。

 姉妹車である「プロボックス」「サクシード」は、いずれも2002(平成14)年に登場し、いまでは法人の営業車の定番ともいえるほど、街で広く見かける商用車でしょう。中古車サイトなどに「プロボックス」のコンプリートカスタムカーを掲載しているカージャパン ギネス(仙台市若林区)によると、やはり商用車のイメージが強いこともあり、「もともと、あまりいじろうと思うクルマではないだろう」といいます。

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カージャパン ギネスが販売している「プロボックス」カスタムカーの例(画像:カージャパン ギネス)。

 同社では「プロボックス」へ、古い「ランドクルーザー」などに見られるような「TOYOTA」のローマ字エンブレムを配したオリジナルのフロントグリルなどを取り付け、タイヤをインチアップし(外径を変えずホイールを大きくする)、塗装もし直すなどした結果、「案外、商用車感なくミディアムサイズのSUVっぽくできた」のだとか。

「それでいて『プロボックス』は5ナンバー車ですから、いま販売されている多くのSUVより全幅や排気量も小さめですし、クラシックな感じに仕立てられ、ほかの人とも被りません。昨今の新車の傾向を鑑みても、市場に合っていると思います」(カージャパン ギネス)

 レジャー向けにSUVなどを考えているものの、現行の新車の「近代的なデザイン」が好みでない――そのような人がターゲットだそうです。

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