「火山活動活発化で一時避難施設になる駅」誕生 箱根の新「早雲山駅」とは 絶景と足湯

「大涌谷で火山活動が活発化したとき」にも対応できる早雲山駅

 新しい早雲山駅は、異常時対策が強化されたのも特徴です。「cu-mo箱根」には、バッテリーを備え停電時でもスマートフォンなどを充電できるUSBポートが用意されました。

 そして地上1階フロアは、大涌谷周辺における火山活動の活発化を想定し、噴石対策を実施。300人程度を収容できる一時避難施設になっています。

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早雲山駅の外観(2020年7月8日、恵 知仁撮影)。

 この早雲山駅を経由し芦ノ湖へ向かう箱根の観光ルート「箱根ゴールデンコース」は、2019年10月の台風19号で箱根登山電車が不通になり、影響が出ていましたが、2020年7月23日(木・祝)に運転を再開、「箱根ゴールデンコース」も全面復旧する予定です。

 ちなみに「cu-mo箱根」では、ショップで購入したポストカードに切手を貼って投函すると、大涌谷の風景印を押して届けるサービスも行われます。

【了】

【写真】「火山活動の一時避難施設」になる早雲山駅の内部

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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