「日本一長い私道」の規格外トレーラーがトミカに 実車もトミカも「非常に大型」
「ロングタイプトミカ」にラインアップされます。
宇部興産は2020年7月28日(火)、同社のセメント工場で使われる大型のダブルストレーラーが、タカラトミーのミニカー「トミカ」として9月19日(土)に発売されると発表しました。
このダブルストレーラーは、セメントの原材料である石灰石や、中間材料のクリンカーを輸送する車両です。1台のトラクターがトレーラー2台をけん引する3両編成で、実車は全高約3.6m、全長は約34mにも及び、いちどに最大88tもの石灰石などを運べるそうです。
ただし、公道を走ることはできません。「日本一長い私道」として知られる全長約32kmの「宇部興産専用道路」を通じ、山口県の内陸部に位置する美祢市の工場と、海沿いに位置する宇部市の工場のあいだを1日10往復しているものだといいます。
今回は「ロングタイプトミカ」のひとつとしてラインアップされ、パッケージから取り出してトラクターと2両のトレーラーを連結すると、全長19cmになるとのこと。「トミカとしては非常に大型のモデル」(宇部興産)となり、全長約34mの車両の迫力をトミカに凝縮しているそうです。
宇部興産はこのダブルストレーラーについて、同社の敷地内のみを走行していることもあり、一般の目に触れる機会は多くないものの、建物や橋、ダムといったインフラ整備に欠かせないセメントの生産において大切な役割を果たしているといいます。「お子様やご家族の皆様に、日本の素材産業の現場とその役割に少しでもご関心を持っていただければ幸いです」としています。
【了】
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