「タクシーのラウンジ」北陸新幹線の上越妙高駅前に誕生 ソファに暖炉
北陸新幹線の上越妙高駅前に、タクシーラウンジがオープンしました。背景には新幹線開業による利用者増などがあり、その誕生には「WEST EXPRESS 銀河」などを手がけた川西康之さんが関わっています。
「えちごトキめきリゾート雪月花」「WEST EXPRESS 銀河」のデザイナーが関わり
「タクシーのラウンジ」が2020年7月22日(水)、新潟県の上越妙高駅前にオープンしました。
アイエムタクシー(新潟県上越市)が整備したもの。2015年の北陸新幹線開業以来、同駅からのタクシー利用者が大きく増加していたなか、冬は寒く夏は暑い場所でありながら、空調設備の整った待合空間が不十分だったことから、自費で整備したといいます。
観光列車「えちごトキめきリゾート雪月花」や、JR西日本の新しい夜行列車「WEST EXPRESS 銀河」などを手がけた建築家・デザイナーの川西康之さん(株式会社イチバンセン)が関わったもので、「新潟の鉛色の冬空の下で、暖かく迎えてくれるウェルカム感を表現」し、「天井は赤く染め上げ、大きな開口部から暖かさが駅前ロータリーに滲み出る効果」を狙っているそうです。
内部にはソファ席、仕事もできるテーブル席、ホテルのフロントのようなカウンターや書棚、暖炉も設置されています。また建物には新潟県産の木材を積極的に使用。木造で大きな開口部をつくりつつ、地震や新潟の積雪に耐えるため、バトミントンの羽根のような三翼型の木造柱を開発したそうです。
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