質感そのまま「本物のドクターイエローじゃん!」 JR東海グループの本気「特装版写真集」の凄み ここまで“手間をかけてあげたい”思いを聞いた〈PR〉

およそ四半世紀にわたり活躍したJR東海の「ドクターイエロー」T4編成。2025年12月には引退を記念した公式写真集が出版されました。そして今回、実車の再生アルミを使った特製ケースが登場! 凝ったつくりのケース制作秘話を出版元のウェッジに聞きました。

JR東海グループの総力結集! T4編成からN700Sへつなぐ未来

 再生アルミケースの制作で使用されたアルミは、具体的にT4編成の2、4、6号車の車体全体から抽出したとのこと。JR東海の公式写真集であり、かつ実車の廃材(アルミ)を使用するという、グループ会社ならではの連携はどう生かされたのでしょうか。

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ケースにはT4編成の923-2(2号車)、923-4(4号車)、923-6(6号車)の再生アルミが使われている(小林岳夫撮影)

●ウェッジ編集部: JR東海には再生アルミの活用において協力いただいただけではなく、福田哲夫さんも紹介していただきました。また、モケットの採用は、再生アルミの調達を行っているジェイアール東海商事からつないでもらいました。人脈や知見をJR東海グループで横断的に活用することで、付加価値を増大できたと感じています。

 特装版には、T4編成の再生アルミを使用していることを表す証明書も同梱(どうこん)されますが、この証明書にも、2、4、6号車から抽出した旨が記載されているそう。再生アルミを使うという試みも、ウェッジを含めたJR東海グループだからこそ成し得たのかもしれません。

●乗りものニュース編集部: モケットのお話が出ました。アルミケースの内装に、N700Sのグリーン車座席と同じモケット生地を採用した理由は何でしょうか。ドクターイエローの座席ではなく、最新のN700Sを選んだ意図を伺いたいです。

●ウェッジ編集部: ドクターイエローの仕事(検測)は営業車両であるN700Sへ引き継がれますから、“バトンタッチ”の意味を込めてみました。実は写真集の中にも“バトンタッチ”を連想する、N700SとT4編成が並んだ写真を掲載しています。

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最新型N700Sと並ぶ「ドクターイエロー」T4編成(『ありがとうT4 JR東海公式 923形ドクターイエロー引退記念写真集』/村上悠太撮影)

価格相応の仕掛けとは? ズバリ、ターゲット層も聞いた

 ファンが「自分だけの1点もの」と感じられるための仕掛けについて聞いてみました。

●ウェッジ編集部: ケースのレーザー刻印と証明書に同じシリアルナンバーが振られており、例えばシリアルナンバー001ならば「001 / 923-1000」となります。T4編成の車両形式は「923-0」、JR西日本のドクターイエローT5編成は「923-3000」であり、「923-1000」は本来欠番です。シリアルナンバーの母数「923-1000」には、これも村上悠太さんや福田哲夫さんと相談のうえ、T4編成が再生アルミケースになったことで生まれかわり、新たな番号を振られた、といったエピソードを込めました。証明書にはT4編成の来歴や成分表示とともに、福田哲夫さんのデザインロゴやJR東海の公式ロゴが入っています。

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この特装版写真集が世界に1つしかないことを証明している。シリアルナンバーも1から923まで振られている(小林岳夫撮影)

 特装版のターゲット層はどのあたりを想定しているのでしょうか。

●ウェッジ編集部: T4編成のファン層ですね。ドクターイエローにはSNSに目撃情報が出るほど熱心なファンがいらっしゃって、老若男女に好かれている車両かと思うので、そういった皆さんに関心を持っていただけたらと思います。今まで走っていたT4編成が、ケースに生まれ変わって自分の手元に残るわけですから、鉄道、特にメモリアル的なものに興味関心のある皆さんに手に取っていただきたいと思っています。

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子鉄ママ鉄も含め、まさに老若男女から愛される「ドクターイエロー」。本棚にぜひ、1冊いかがだろうか(小林岳夫撮影)

●乗りものニュース編集部: このケースを手にするファンに対し、どのように愛用(保管)してほしいとお考えですか?

●ウェッジ編集部: 大切に扱っていただければと思っています。すでにT4編成の再生アルミはほぼなく、なかなか「もう1回生産しよう」とはできないものですから。一生モノの商品なので、ぜひ多くの人たちに、かわいがって、愛(め)でていただければと思います!

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JR東海“中の人”にとって「ドクターイエロー」という存在は

 最後に写真集全体を通じて、「ドクターイエロー」に関わってきた人たちという視点で思い入れを聞いてみました。

●乗りものニュース編集部: T4編成の撮影にあたっては村上悠太さんが1年間密着していますが、編集過程で「これは絶対に記録に残さなければならない」と判断した決定的なシーンはありますでしょうか?

●ウェッジ編集部: ラストランのシーンですね。T4編成は最後、新大阪駅から東京駅に帰ってきたのですが、東京駅に入線するシーンを、村上さんが運転台に近いところから撮影しているのです。ホームを埋め尽くさんばかりのファン、人、人、人……。これはT4編成の人気を象徴する1枚として、編集部としても絶対に入れなければいけないと判断したシーンです。

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「ドクターイエロー」T4編成のラストラン。列車が東京駅に入線するシーンを、村上悠太さんが運転台付近から撮影した(『ありがとうT4 JR東海公式 923形ドクターイエロー引退記念写真集』/村上悠太撮影)

●乗りものニュース編集部: このプロジェクトを通じて、編集者自身が改めて気づいた「ドクターイエローT4編成」という車両の魅力は何ですか?

●ウェッジ編集部: 写真集のエピローグにも記載させていただいておりますが、T4編成はすごく不思議な車両なのです。人気者であると同時に、いろいろな人たちがそれぞれの思いを託した車両なのかなと。そして、その思いを受け止められる度量があった車両でもあると感じています。

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『ありがとうT4 JR東海公式 923形ドクターイエロー引退記念写真集』。再生アルミケース付きの特装版は、9万9000円(税込み)だ(小林岳夫撮影)

 ドクターイエローを扱っている、保線や検測の社員の方々の仕事は基本的には裏方寄りです。「そういった裏方にも光を当ててくれたというのがドクターイエローの特別な点だよね」というのは、多くのJR東海社員から伺った思いでもあります。特に、実際にドクターイエローに乗り込んでいる電気部門の方々からは、“相棒”であるT4編成を誇らしく思い、また感謝していることが撮影を通じて伝わってきました。

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 外装からも内装からも、JR東海の新幹線を存分に感じ取ることができる『ありがとうT4 JR東海公式 923形ドクターイエロー引退記念写真集』。まさに鉄道ファン垂ぜんの一冊でしょう。ECサイト「JR東海MARKET」のほか、一部の書店でも取り扱っています。

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 ところで「ドクターイエロー」T4編成は、2025年6月からリニア・鉄道館(名古屋市港区)の1階で展示されています。本線を走行することはもうありませんが、およそ四半世紀にわたって活躍した“雄姿”を、ここで見学できます。

 写真集でその姿を手元で大事にするとともに、実物も楽しんでみてはいかがでしょうか。

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「ドクターイエロー」T4編成は2025年6月7日、名古屋市のリニア・鉄道館へ搬入された(乗りものニュース編集部撮影)

【写真】通常版と「特装版」は表紙も違う! 実物をチェック!

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