〈PR〉「A列車で行こう9」に初心者が挑戦 早くも倒産の危機、立て直せる?

「A列車で行こう9」最新版に「乗りものニュース」編集部が挑む連載企画。第5回目は、大幅な赤字に気付き、あわてて経営を考え始めることに。危機を乗り越えて会社を立て直せるのでしょうか。

自分の街に人が住む喜び、そして責任感

「A列車で行こう9 Version 4.0 MASTERS EDITION」に挑戦している「乗りものニュース」編集部員の私(末吉史樹)。ふるさとの鉄道、日豊本線・中津駅周辺の風景を創ろうとしますが、「A列車で行こう」シリーズは初心者なために四苦八苦です。

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初心者ならではの“壁”が次々に出現するが、それを乗り越えるのが面白い「A列車で行こう9 Version 4.0 MASTERS EDITION」。

 前回までに駅や線路の造り方、街に建物を増やすための資材を調達する方法など、ゲームの基本的な進め方を身に付けました。そして次々に出てくる課題や予想外の展開。飽きる間もなく、ゲームの世界観にどっぶりハマり始めています。

 少しずつ建物が増えて、形になってきた駅前。ある時、ひとりでに戸建て住宅ができていることに気付きました。

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駅前に自動で住宅が出現。街に人口が増え始めた。

 私は、街をすべて自分で造っていくのかと思い込んでいましたが、どうやらそれは初心者の誤解。「A列車で行こう9 Version 4.0 MASTERS EDITION」では、街づくりがある程度進むと、私以外の誰か(?)が建物を造ったり住み始めたりするのです。都市情報を確認すると、わずかですが人口が生まれていました。

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都市情報で人口や産業構成比などを把握。自分の街に人が住んでくれるのは嬉しい。

 ここまで、自分だけで街をなんとかしなければという孤独感がありましたが、私の街づくりに参加してくれる仲間を得た気がして、とても心強く感じます。と同時に、何とかこの街をいい方向にもっていかねば、という責任感のようなものも芽生えてきました。「A列車で行こう9 Version 4.0 MASTERS EDITION」、知れば知るほど奥が深いです。

大幅赤字に驚愕 景観よりも経営に本腰を

 私は、この予想外の住宅出現によって、街づくりの方針を考え直すことにしました。ゲーム開始から“景観の再現”のみに力を入れてしまい、実際に暮らしやすい街なのか、住みたくなる街なのかという視点が無かったことに気付かされたからです。

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景観重視で建物が商業施設に偏り、しかも全く利益を上げていない。

 これまで気にしていませんでしたが、レポートで経営状況を確認すると、その懸念が現実に。景観重視で建てた店舗は、約137億円の赤字です。人口が少なく需要がないのに、身の丈に合わない大型店舗を造り過ぎました。

 そして最も厳しいのが、鉄道施設の損益。-377億円と巨額の赤字になっています。現在の街の規模に合わない大き過ぎる駅を造ったためでしょう。一方で、資材関連の赤字は、建物を造るためですので、初期段階ではこんなものかなと分析します。

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鉄道施設と店舗が巨額の赤字に。

 ここで私は、鉄道の趣味者から経営者へと、考え方を転換。実際の街や鉄道は、長い歴史の中で少しずつ発展して姿を変えてきました。現実世界に近いリアル感を追求している「A列車で行こう9 Version 4.0 MASTERS EDITION」でもそれは同じ。いきなり発展した後の街を造るのは、無理があったのです。

 ただ、いったん造った街を壊すのにも費用がかかります。そこで、なるべく現状維持しながら、事態を改善できる方法を探りましょう。建物は、住宅とその住民が買い物をする店舗など、生活に身近なものから先に整備。街の人口増加を最優先の目標にしました。

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マンションや住宅、買い物用の商店街やスーパーなどを造り、街の住みやすさを向上させて住民を呼び込む。

 そして鉄道による人の動きを生み出すため、別の場所に駅と周辺の街をもう1セット造り、2駅間を結んで列車を往復運行させてみました。

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駅と街をもうひとつ造り、2駅間で列車を往復運転。両駅周辺の住民が列車で相互に移動してくれることを期待。

 もうひとつ追加した駅は、中津駅から日豊本線を上りの小倉方面に向かうと、最初に他路線と連絡する行橋駅がモデルです。実物の行橋駅は、平成筑豊鉄道・田川線(旧・JR田川線)との乗り換え駅ですが、そのとおりに別の路線を分岐させます。ただし、高架化された現在の姿ではなく、私のなかで印象が強い地上駅時代を再現しました。

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もうひとつの駅は、地上駅時代の行橋駅がモデル。実物どおり、単線が分岐する設定に。

 分岐駅を造ったのは、別路線を拡張する余地があれば、今後の資材搬入や経営拡大にも役立つと計算したから、という理由もあります。

経営失格へのダメ出しもリアル

 これでしばらく様子を見ると、住宅の数がある程度揃い、人口も増えてきました。住民の住みやすさや利便性を向上させる作戦、まずは成功のようです。

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両駅の周辺に住宅が自然に増加。
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レポートでも人口増加を確認できた。

 問題は、経営の根幹たる鉄道部門。特に施設部門が過大投資なのは明らかですが、駅を撤去して建て替えるにも費用がかかり、断念。ほかに施設関連でのリストラはできそうにないので、列車の運行改善によって何とかしたいと思います。

 まず旅客列車が、乗客のいない夜中も走っているのに注目。ダイヤウィザードで始発と終電の時間を設定しました。列車の発車間隔ですが、街の人口から乗客の利用状況を推測して、1時間に。これでムダな「空気輸送」が無くなり、効率が上がるはずです。

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利用者がいない夜中に走っていた旅客列車。始発と終電を設定し、ムダな運行を無くす。

 一方、リストラだけでなく、攻めの経営も。道路網が整ってきたので、住宅地と駅を結ぶバス路線を開設。駅リストからバス停を選択し、住宅や団地の近くに配置します。バスは輸送量に適していると思われる近距離用ノンステップバスをチョイス。運行時間は、列車の始発と終電に合わせてみました。

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住宅地と駅を結ぶバス路線を運行。これで鉄道の利用増加を狙う。

 しかし、手を打つのが遅く、すでに焼け石に水のようです。資金が底をついてしまいました。そして、再び工事現場風のおじさんが登場し「予算がありません」と一言。前回の登場時とは違って、表情も固いのが事態の深刻さを物語っているようです。これで、もはや建物を造ったり、積極策を講じることができなくなりました。

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工事現場風のおじさんが「予算が足りません」と一言。資金が底をつき、加速度的にマイナスが増えていく。

 さらに追い打ちをかけるように、今度は会社の重役風の人が頭を抱えながら登場。ゲームオーバーが近いことを告げています。

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重役風のおじさんに「もういけません」と言われ、撤退を決意。

 マニュアルをめくると、銀行からお金を借りる方法もあるようです。しかし、これ以上は、事業の立て直しが難しいと判断。いったん自分の街づくりから撤退し、このゲームに役立つ経営の手腕を、きちんと身に付けて出直すことにしました。

「A列車で行こう9 Version 4.0 MASTERS EDITION」では、自分で街を創るゲームのほかに、すでに街が完成したマップを選んでプレイできるゲームも用意されているのです。

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「A列車で行こう9 Version 4.0 MASTERS EDITION」では、さまざまな課題を抱えたマップを改良するゲームも用意。次回はこれで経営を学ぶ。

 マップは「ひしめきあう街」「混迷する交通都市」など、全部で47種類。それぞれ経営上の課題を抱えていますが、問題点を見抜いて改善し、経営を好転させるのがミッションとなります。

 ゲームのテーマが示され、ある程度の課題が見えているので、取り組みやすそうではあります。しかし、私に何度も予想外の出来事を体験させてくれた「A列車で行こう9 Version 4.0 MASTERS EDITION」のこと、きっとワクワクすることが待ち受けているに違いありません。

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各マップの抱える課題と解決策の大枠がガイダンスで示される。

 次回は、このマップからひとつを選び、攻略してみるつもりです。その前に、1回会社をつぶしてしまった原因の分析と反省をしなければいけませんね。そう思っている時点で、すでに「A列車で行こう9 Version 4.0 MASTERS EDITION」の虜になっているわけですが。

A列車で行こう9 Version4.0マスターズ

【了】

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