150年の歴史を最新のキヤノンミラーレスカメラで撮る! 鉄道博物館「ナイトミュージアム」に並んだ面々とは〈PR〉
がみくん驚愕! 寝台幅52cm&三段寝台を体感
「これ楽しみにしていたんですよ! 三段式って、どんな感じなのかなって」
がみさんが興奮しているのは、寝台特急「あさかぜ」などに使用された「元祖ブルートレイン」、20系客車のナハネフ22形です。普段は外から見学するだけですが、今回は特別に内部が公開されました。20系のB寝台は三段式という仕様で、大人は身体を起こすと頭がつかえ、しかも寝台幅は52cmと寝返りもうてない狭さです。
「最初に寝台だけ見た時は、思ったより広いなって思ったんですけど、人形があるとその狭さがわかりますね」
がみさんが感嘆の声を上げる傍らで、筆者も感慨に浸っていました。筆者は、小学生の時に一度、東京〜大阪間の急行「銀河」で20系に乗ったことがあります。幅52cmは小学生にとっても狭く、しかも上段だったので、慣れるまでは怖かったのを覚えています。
ところで寝台列車に乗ったら、寝たらもったいないと思うか、しっかり寝るかは永遠の問題ですが、筆者は「寝る派」です。がみさんはどちらでしょうか。
「寝ます。寝たらもったいないって気持ちもわかるんですけど、寝台列車は寝てなんぼだと思うんです。目が覚めた時、雪景色だったりしたら最高ですよね」
がみさんと意見の一致を見たところで見学時間の2分が経過、夢を見る時間はあっという間に終わるのでした。
最新の「EOS Rシステム」にたっぷり触れるタッチ&トライコーナーも
ナハネフ22形から出てくると、EOS RオリジナルヘッドマークをつけたC57形蒸気機関車135号機による、SL転車台回転が始まるところでした。機関士と一緒に汽笛を鳴らしているのはナイトミュージアムの参加者です。写真セミナーで開かれたじゃんけん大会の優勝特典だとか。
回転台の横には、EOS Rシステムの最新カメラやレンズを試せる、タッチ&トライコーナーがあります。YouTuberのがみさんは、4500万画素を搭載し8Kによる動画撮影が可能なEOS R5に心を奪われた様子。知識豊富なキヤノンの社員も控えており、さまざまな質問に答えてくれました。
鉄道博物館が誇るD51シミュレーターも無料公開されていました。普段は有料(入館料とは別)で、しかも抽選なこともあってか、ナイトミュージアムでも大いに人が集まっています。2階の鉄道ジオラマでも解説付きのショーが行われていて、普段よりもゆったりとした席で精巧な模型を鑑賞できました。
スマホもいいけど、作品に仕上げるならやっぱり一眼
ボンネット型特急車両クハ481「ひばり」とクハ181「とき」を見比べるうちに、あっという間にイベント終了時間の19時30分となりました。普段YouTube用の動画はほとんどスマホで撮影しているというがみさんですが、EOS R6 Mark IIを使ってみた感想を尋ねたところ、「スマホは記録に使いますが、EOS Rで撮った写真は、質感の再現力がすごいです。作品に仕上げたい時は、やっぱり断然ミラーレス一眼がいいなって思いました」と、EOS RとRFレンズの表現力に感動の声を聞かせてくれました。
ほかの参加者も、150年の歴史を紡いできた車両などを普段より落ち着いた雰囲気のなかじっくりと撮影できた様子です。楽しそうな、そして満足そうな表情だったのが印象的でした。また機会がありましたら、皆さんもぜひ参加してみてください。
●さらに詳しいキヤノン「EOS R6 Mark Ⅱ」の情報はこちら
【了】
Writer: 栗原 景(フォトライター)
1971年、東京生まれ。旅と鉄道、韓国を主なテーマとするフォトライター。小学生の頃から各地の鉄道を一人で乗り歩き、国鉄時代を直接知る最後の世代。出版社勤務を経て2001年からフリー。多くの雑誌や書籍、ウェブに記事と写真を寄稿している。主な著書に『東海道新幹線の車窓は、こんなに面白い!』(東洋経済新報社)、『テツ語辞典』(誠文堂新光社/共著)など。