〈PR〉普段の地下鉄が「非日常」の舞台に 謎解きイベント「地下謎への招待状」に仕掛けられた意図とは

駅や街を巡りながら謎を解き進めていく体験型ゲームイベント「地下謎への招待状2017」が開催中。申し込みや予約は不要で、鉄道に詳しくなくても楽しめます。このイベントはどのような内容で、そしてどのように作られているのでしょうか。

必要なのは観察力とひらめき力

 通勤や買い物でいつも乗っている東京メトロの地下鉄が、謎を解く鍵に……?

 現在、東京メトロと、「リアル脱出ゲーム」を企画・運営するSCRAPが、「地下謎への招待状2017」を開催しています。参加者が地下鉄や東京の街を実際に巡りながら謎を解き、ゴールを目指す体験型のゲームイベントです。

 謎解きは、鉄道の知識がなくても大丈夫。必要なのは、なんといっても観察力とひらめき力です。謎が解けたときの「そうだったのか!」「なるほど!」という快感は、クセになることでしょう。そんな「地下謎への招待状2017」はどんな内容なのか、ここで少し紹介します。

予約は不要 「キット」を入手し謎解きスタート!

「地下謎への招待状2017」を楽しむには、「謎解きキット」(税込2160円)が必要です。キットは、東京メトロ全線が24時間利用できる「24時間券」(600円相当)をはじめ、ルールやミッションが書いてあるガイドブック、謎解きペーパー、謎の封筒、鉛筆などが入っています。これらが入ったファイルバッグには路線図も印刷されているため、謎解きで迷ったとしても、電車で迷うことはないでしょう。

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「地下謎への招待状2017」の「謎解きキット」。24時間券をはじめ、ガイドブックや謎解きペーパー、謎の封筒などがそろっている。

 参加は簡単。東京メトロの銀座駅、上野駅、池袋駅(丸ノ内線・有楽町線)、新宿駅、渋谷駅(銀座線)にある定期券うりばで、キットを買うだけです。事前の申し込みや予約、謎解きの下調べなどは必要ありません。

ペットボトルも謎解きの道具に

 キットを入手したら、あとは基本的にガイドブックに書かれている指示に従って謎解きを進めます。謎の答えや、現れた指示に従うと、次に行くべき場所が分かります。

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「謎解きキット」は指定の定期券うりばで販売中。1セット2160円(税込)。
定期券うりばに早速、謎解きの指示が。

 仕掛けられた謎は、法則を見破って言葉を作るもの、答えを集めてキーワードを導き出すもの、物を使うと分かるものなど様々。現地に行って解く謎ももちろんあります。

 謎解きの過程において、決められた自動販売機で「ミネラルウォーター」のペットボトルを買うというミッションも。この「ミネラルウォーター」は通常の商品とは異なり、「謎」付きです。そしてこの「謎」の答えは、さらに次の「謎」を解くカギになります。謎解きに行き詰まったときはヒントも用意されています。どうしても分からないときは、これが参考になるかもしれません。

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謎を解き進めて目的の駅に到着。ガイドブックには「西改札から出て……」と書いてある。
指示どおり進むと自動販売機を発見。「謎」付きの「ミネラルウォーター」をゲット。
2問の「謎」に10分ほど悪戦苦闘。答えが出たら、それが次の「謎」をとく鍵になる。

 具体的にどんな「謎」なのかは、参加してからのお楽しみ……ですが、“雰囲気”を知りたい人のために練習問題も用意されています。気になる人は、特設ウェブサイトで腕試しをしてみてください。

「解いていて楽しい」内容に――「謎」仕掛け人インタビュー

 そんな「地下謎への招待状」、2014年度から開催されており今年度で4回目を数えます。日常の地下鉄を「謎解き」によっておもしろく生まれ変わらせるこのゲームイベントは、どんな人たちが、どのように作っているのでしょうか。主催する東京メトロとSCRAPが、インタビューに応じてくれました。

――2014年度に「地下謎への招待状」を開催するに至った経緯は?

坂田香奈さん(東京メトロ 鉄道本部需要創出・マーケティング部):東京メトロからSCRAPさんにアプローチをさせていただきました。当時、同じ部署に「謎解き」好きの社員がおり、「何か一緒にやりたい」と電話を差し上げたのが始まりです。当初は、「ヒミツキチ」のようなものを駅構内に作ったりできないか検討していたのですが、やがて「1日乗車券(現・24時間券)で回っていただく方が楽しいのでは」という話になり、いまの形になりました。

車掌の代わりにバケモノを乗せる案もあったが…

――企画を作るうえでの役割分担は?

堺谷 光さん(SCRAP コンテンツディレクター):謎解き部分は基本的に弊社で作り、ルートや使用する施設・設備に関しては東京メトロさんに相談して決めています。「地下謎」はストーリーが特にありませんから、「どんな謎だとお客様が楽しいか」というところから考えています。「こういうことが起きたら楽しいのでは、おもしろいのでは」といったことが「謎」作りの出発点です。

安岡潤也さん(SCRAP コンテンツディレクター):大まかな流れは、体験してほしいことを用意して、それにたどり着く仕掛けや謎を作る――といった感じでしょうか。ある駅の謎が必要になったら、その駅で降りて、オブジェや並んでいる文字など謎めいているものを探してきます。見つかったら、それを生かして謎を作り上げています。

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SCRAPの堺谷 光さん。
SCRAPの安岡潤也さん。
東京メトロの坂田香奈さん。

――今年度で4回目を迎えていますが、ネタはまだありますか?

安岡さん:今年度までは、まだありました(笑)。前年度を振り返る際に、改善点を洗い出すのですが、それが次回の謎のもとになることがあります。「ネタを出し切った」と毎年思いつつ、翌年は作れているので、まだ大丈夫だと信じたいです。

坂田さん:企画段階では、思いもよらない提案を頂戴することがあるんです。提案はすべてお受けした方が絶対におもしろいだろうと考えたうえで検討し、どうしてもダメなものだけお断りしています。以前、「電車の乗務員室に、車掌の代わりにバケモノを乗せられないか」という提案を頂戴したことがあり、社内で真剣に検討しましたが、さすがにNGでした(笑)。また、準備が大詰めになってくると、内部でリハーサルをします。リハーサルの時点ではあまりおもしろくないなと思っても、本番までにブラッシュアップされて、確実におもしろく仕上がってくるので尊敬しています。

堺谷さん:こちらとしては、無理だろうと思ってもアイデアはとりあえず出してます。これで案が通ったらうれしいよね、と。「地下謎」は「解いていて楽しい」を主眼に作っています。「リアル脱出ゲーム」のように「成功・失敗」や解説などはありませんが、その分「地下謎」にはヒントを用意しています。これを見たら絶対にできるというものを目指しています。

「普段の地下鉄でドキドキするとは思わなかった」

――「地下謎」を作る際、どのようなことを心掛けていますか?

安岡さん:周辺がビル街だったり住宅街だったり、駅によって周りの景色は様々なんです。「謎」を作る際は、そんな多様な景色を楽しめるように意識しています。「知らない東京を探す」という要素も入れていきたいですし、普段乗っている地下鉄で「ドキドキ」や「非日常」を感じられる遊びを作れたらおもしろいと思っています。

堺谷さん:「普段使う地下鉄でこんなにドキドキするとは思わなかった」という感想が寄せられたときはうれしかったですね。今回は謎解きの過程でこのような場面があったり、驚きを感じてもらえる要素を仕掛けましたから(笑)。東京メトロに乗ったときに「こんな可能性がまだあったのか」「こんな気持ちになれる可能性があるのか」と驚いてもらえるようなコンテンツを、今後も携わっていけるとしたら作っていきたいと思います。

坂田さん:東京メトロにとって「地下謎」は、お出掛けを楽しんでいただくための企画です。「地下謎」を通して、いままで知らなかった東京の魅力を見つけてもらえたらうれしいなと思って取り組んでおります。

※ ※ ※

「地下謎への招待状」の参加人数は、初年度の約2万人から増え続け、昨年度は約6万人に。ゲーム終了後のアンケートによると、制限時間がなく休憩も自由に取れるため、謎解きゲーム初心者という方の参加もとても多いようです。「地下謎への招待状2017」は、2018年1月31日(水)まで開催されています。

 また、今回は特別企画として、銀座線を走る2編成だけのレトロ仕様車両を「地下謎」がジャック。車内の中づり広告には、「地下謎への招待状2017」とはまた別の「謎」が10種類仕掛けられています。この「地下謎」ジャック企画は、2017年12月30日(土)までの予定です。

【了】

●「地下謎への招待状2017」特設ウェブサイト
http://realdgame.jp/chikanazo/4/index.html“

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