〈PR〉鉄道模型は「自分にあった」方法で入手しよう いまさら人には聞けない? 鉄道模型の奥深い世界(2)

鉄道模型を入手する際のポイントを解説。品切れが多いなかで、欲しい車両をうまく手に入れる方法を探ります。

あなたが欲しいその模型、果たして手に入る?

 こんにちは、リユースエバンジェリストの高野です。前回は「Nゲージとは? ~その魅力~」と題してNゲージの世界に簡単に触れました。今回はいざ「手を出してみようかな」と考えた人が最初に疑問に思う部分を解説していきたいと思います。

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欲しいと思った鉄道模型を、どのようにして手に入れるか。

 Nゲージは言わずもがな「鉄道模型」です。趣味である以上、「どんな車両でもいいから欲しい」という方はあまりいません。最新技術が詰まった新幹線が好きな方、国鉄時代の無骨な車両が好きという方、またはいつも通勤で使っている地元の私鉄に思い入れがある方など。鉄道模型には、日本人の生活に密着している鉄道だからこその、ファン層の広さ、深さがあります。

 では、「手を出してみようかな」といま皆さんが思い描いたその「鉄道」は、果たしてNゲージで手に入るのでしょうか(メーカーが作っていないなら鉄道模型を自分で作ってしまおう、というスゴ腕を持った方もいますが、今回それは例外とします)。

カタログをチェックしてみよう

 全国の模型屋さんや家電量販店では、合わせてNゲージの9割近いシェアを持つ3大ブランド「KATO」「TOMIX」「マイクロエース」の商品が売られています。共に一部同じ車両の商品も作っていますが、基本各メーカーが得意とするジャンルの鉄道模型を発売しています。それらの一覧を確認できるのが各社の「模型カタログ」(有償)です。

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(左から)「KATO」「TOMIX」「マイクロエース」の模型カタログ。

 このカタログは、読みごたえと見ごたえが十分で非常に楽しいものの、実を言うと、掲載されているほとんどが「リアルタイム」では購入できない商品なのです。

「新幹線はやっぱり初代の『0系』が大好きなんだよね、だから初めてのNゲージは『0系』から始めようかな」と思い、某家電量販店で調べると現在品切れ……。こんなことは多々あります。

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引退時の特別セットがあるほどの人気がある0系新幹線だが、常に在庫があるとは限らない?

 なぜかというと、鉄道模型メーカーは、基本、新製品として初回生産・販売し、それきりで終了、もしくはしばらく再販しないという共通スタンスをもっているからです。

 各社独自の都合はあるものの、この特性はまず知っておいた方が良いでしょう。その上で、全国区の新幹線(たとえば700系)や首都圏を走る通勤電車(E231系)は在庫があったり、再販の頻度が高かったりしますが、私鉄や国鉄時代の車両となると「新製品」として登場してから2年以上再販されないものも珍しくなかったりするのです。

 では、欲しい車両が新品で見つからない場合はどうしたら良いのでしょうか。

リユース品をネットで探そう

 IT時代の現在、ネットでリユース品は簡単に見つけられます。中古専門ショップという手段もありますが、やはりネットの世界の品ぞろえには目を見張るものがあります。

「中古品はちょっと……」という方もまだ少なくない時代ではありますが、そこはリユースエバンジェリストとして、お好きな鉄道がありましたら、「ぜひリユース品にも手を出してみてください」とおすすめいたします。

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HOゲージの模型が入った外箱。「大切に扱う」方が多いため、外箱も状態の良いものが多い。

 リユース品をおすすめする一番の理由としては、鉄道模型を「大切に扱う」方が非常に多いうことです。つまり、「汚い」「壊れている」ということが本当に少ないジャンルと言っても過言ではないのです。特に「収集」を目的としている方の場合、箱に入ったまま大事に保管していることが多いため、ほぼ新品の状態を保った鉄道模型がリユース品として販売されている場合も少なくありません(保管による箱の経年劣化は目をつぶってください)。

 リユース品ですから、再生産や限定販売は関係ありません。いま在庫があり、希望の模型であれば、思い立った時が「買い時」といえます。

ウェブショップとオークションサイトを見比べてみよう。

 実は鉄道模型の、中古市場で元のメーカー希望小売価格を超えるものは案外少ないことが多いのです。限定品やずっと再生産されないものは価格が上がっていたりもしますが、流通量から見たら1%にも満たない量です。第1回でも書きましたが、いざ始めるにはレール、コントローラー、車両とそこそこの初期費用がかかります。そう考えるとリユース品の活用はお財布にも優しい選択だといえます。

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リユース品の活用は、財布に優しい選択のひとつ。

 いざ買おうと中古を探すと、固定価格のサイトと、いわゆる価格変動型のオークションンサイトが出てきます。先述のとおりメーカー希望価格より上がる可能性が低いジャンルですから、ぜひ両方を見比べてみてください。

 一般的にはオークションサイトの方が若干割安といわれています。入札形式となるので、固定価格より安い価格でスタートすることがほとんどのため、結果平均的に価格が安くなります。ただ、オークション形式ですので、入札した方が必ず手に入るとは限りません。金額と入手必要度とをよく考え、自分にあった入手方法を見つけるのも良いですね。

 そしてオークション形式でよく聞かれるのが、「ショップと違って、動作保証や状態が悪くても店員がその場にいないので言いづらい」や、「個人から購入すると丁寧に商品を送ってくれるか不安」という部分です。そんな方におすすめするのが、オークションでも保証を付けて出品しているショップで、いまでは相当数存在します。

 同じ商品でも複数の販売方法がありますので、よく吟味をした上で、鉄道そのものだけでなく、価格やサービス、保証をぜひ見比べていただければと思います。

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身近な車両から憧れの車両、過去の車両までそろえられるのが、鉄道模型の魅力。

 鉄道模型を購入された方は分かると思いますが、やはり1両編成だけでは寂しいもの、複数の車両を走らせてみたり飾ってみたり、気が付くと走行よりも収集することが目的になっていたり……広がりがあるからこそ鉄道模型の世界は楽しいのかもしれません。

 今回の話ではご自身の楽しみ方に合わせての、模型の入手方法について書きました。次回は、あくまでリユースの視点ですが、どんなメーカーや車両の人気が高いのか、手に入れやすいか。そんな視点でお話しできればと思います。

「鉄道模型高く売れるドットコム」
http://www.train-takakuureru.com

お見積りお問い合わせフリーダイヤル:0120-945-761
(TEL受付 9:15~21:00)

【了】

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