顔だけ鉄道模型「鉄顔」新発売…ていうかこれ、どう使えばいいの? 色々した〈PR〉
トミーテックが発売した「顔だけ」の鉄道模型「鉄顔コレクション」。つなげて編成を再現する従来の鉄道模型とは全く異なります。「鉄道の顔」を使ってできる楽しみ方を、いろいろ試してみました。
「苔」と飾ってみた
トミーテックが2019年9月26日(木)、新シリーズ「鉄顔(てつがん)コレクション」を発売しました。
一般的な「編成を組むこと」を前提とする鉄道模型とは違い、この「鉄顔」は先頭車の「顔」だけが再現され、長さはほんの少ししかありません。サイズは1/80スケールです。
この「顔だけ」の鉄道模型をどう使うか、乗りものニュース編集部員に聞きました。
「『苔テラリウム』に入れてみよう」
「苔テラリウム」とは、苔(コケ)を使ったテラリウム(植物をガラス容器に入れて育てるもの)のこと。コケの緑が、自然のなかを行く雰囲気をかもしだします。
「顔をひょっこり覗かせると可愛いかも!」
普段の生活のなかで、ちょっとしたアクセントになる使い方も出ました。
「コンセントカバーにつけると、パッと華やかに見えるね」
両面テープを用いて、「鉄顔」の後ろにコンセントカバーを貼り付けました。
※今回は諸事情により両面テープを使用しましたが、接着剤を使えば実用的になりそうです。
「手軽にポンと置くだけ、箸置きにもいいかも!」
乗りもの好きなお子さんには良いかもしれません。
「磁石を入れて、マグネットにしちゃおう!」
「鉄顔」の前面は外すことが可能。100円ショップで売っている直径5mmの磁石をはめ込んで、鉄道の顔をしたマグネットにしてみました。
「キーホルダーにもできそう。『鉄顔』自体が大きいから、鍵をなくしやすい人にはいいかも!」
隙間にチェーンを通すだけで、キーホルダーになります。精密な模型を身に着けて歩けるのも「顔」だけだからこそ。一般の鉄道模型ではこうはいきません。
「砂場で山とトンネルを作りその前に置くと、山岳路線を行く列車を再現できる! たとえば、機器の更新のため長野総合車両センターへ回送される常磐線のE231系が、JR中央本線の狭隘トンネルを行くシーンとか」
「鉄顔」は車両の造形や塗装に加え、前面の編成番号や列車番号、側面ドア付近の搭載しているATS(自動列車停止装置)の種類表記まで、実車同様に再現されています。
1/150スケールのNゲージと比較してみました。
並べて比較すると、「鉄顔」の大きさがよく分かります。
「『顔だけ』と、インパクトはすごいのに場所を取らないから、デスクや受付に並べてもいいね」
来社された女性からは、「可愛い!」とのお声をいただきました。
屋根上の採光部分に光を当てると、行先表示器やヘッドライト、テールライトが光ります。
「鉄顔コレクション」のラインナップは次のとおり。車両は6種類とシークレット1種類、メーカー希望小売価格は各1000円(税別)です。
・JR E231系1000番代 湘南色
・JR E231系0番代 常磐線
・JR E231系0番代 中央・総武緩行線
・JR 113系2000番代 湘南色
・JR 113系2000番代 関西本線
・JR 113系2000番代 阪和線
・シークレット
また、「鉄顔コレクション専用カードケースA(トンネル・縦)」も発売され、トンネルが描かれたケースの前に「鉄顔」を取り付けられます。メーカー希望小売価格は1000円(税別)です。
●「鉄顔コレクション」ウェブサイト
https://www.tomytec.co.jp/diocolle/tetsugan/index.html
【了】