「いさぶろう」３号で行く肥薩線、その２ 大畑(おこば)→矢岳の大畑ループ線です。①大畑駅で出発を待つ「いさぶろう」３号吉松行きです。人吉から一駅、10.4㎞を17分かけて登ってきた同列車はここで５分停車進行方向を代えます。右手は、SL時代は必須だった給水塔でしょうか。人吉から大畑までに蒸機は１トンもの石炭を消費したそうです。②ホーム端からこれから向かう方向を見ます。線路が一度合流し、再度分岐しますが、その左への分岐は人吉から登ってきた途です。右への分岐はこれから進む行路で、右奥の引き込み線に入り、再度進行方向を代え、画面電柱の右手、人吉方面の本線登り勾配に列車は挑みます。③その引き込み線に向かう途中、登り勾配の本線を進行方向右手に見ます。勾配標には25‰とあります。④引き込み線で２度目のスイッチバックをして本線登り勾配を進むと、右手に５分ほど休憩した大畑駅が見えます。⑥画像拡大できるでしょうか？画面中央やや左寄りに大畑駅と線路が見えます。⑨今回の車窓風景は主に円形に回るループ線を外に向かってシャッターを切っていますが、1982年３月末、キハ58が長い編成でループ線を行く急行「えびの」の車内から窓を開けて内側に視線を向けての写真です。⑫肥薩線で一番標高の高い536.9mの地点にある矢岳駅に到着です。距離は9.5㎞ですが、26分かかります。大畑駅との高低差は242mほどになります。

「いさぶろう」３号にて肥薩線を人吉から次の駅の大畑(おこば)まで。①人吉駅に吉松発人吉当駅止まりの「しんぺい」２号が到着です。「いさぶろう しんぺい」は下り吉松行きが「いさぶろう」、上り人吉・八代・熊本方面行きが「しんぺい」です。②右手は熊本からの特急「かわせみ やませみ」が熊本への折り返し同４号として発車準備中で、隣は「いさぶろう」３号吉松行き普通列車1293D13:22発です。③普通列車と言えども、そこは観光列車、およそ８割近くが座席指定です。中央の制服の方がこの列車のマスコン・ブレーキ弁を握る運転士さんです。吉松まで何度かスイッチバックをしますので、車内・駅ホームと列車の前後を行き来します。⑤人吉駅八代方向です。⑦トンネルを５つ通り抜けて大畑駅に近づきます。大畑駅でスイッチバック方向転換してこの後通る吉松方向への線路が見えます。⑧⑨一番上が大畑のループ線に続く線路です。⑩大畑駅に到着です。列車の進行方向が代わるスイッチバックの駅で、暫しの休憩です。⑫昭和57(1982)年３月31日、九州をワイド周遊券で巡った際のもので、それ以来の再訪です。海抜294.101米とありますが、九州としては遅咲きなのでしょうか、桜がほぼ満開です。隅に写るキハ58が懐かしいです。

人吉駅のいさぶろう停車中の様子です。 駅弁担当の方が 「べんとべんと～」 とホームで立売。 人吉には鉄道ミュージアム（入場無料）の施設ができたそうです。 ※子供が多く撮影でたくさん入って画像加工面倒なので、数枚で割愛します。 ミニ列車があったり、子供が親しめそうな鉄道コーナーも有りました。 4枚目はミュージアムの展望スペースから撮影した人吉駅構内にある石造機関庫。 6枚目は同スペースからの人吉駅を臨む。 7枚目からは展示資料。