高速バス「福岡~阿蘇」「熊本~阿蘇」休止へ 運行わずか1年半 新型コロナ影響

インバウンド需要の対応で新設されましたが……。

Large 200914 aso 01
運行を休止する「ASOエクスプレス」。左が西鉄、右が九州産交バスの車両(画像:九州産交バス)。

 熊本県の阿蘇に発着する高速バス2路線、福岡~阿蘇線「ASOエクスプレス号」と熊本~阿蘇線「Aso-go」が、2020年10月12日(月)、同時に運行を終了します。

 いずれも2019年4月に新設された路線で、前者は西日本鉄道と九州産交バスが共同、後者は九州産交バスが単独で運行しています。増加していたインバウンド需要へ対応するために開設されたものですが、西鉄、九州産交バスとも、新型コロナウイルスの影響により利用者が伸び悩み、運行継続が困難になったとしています。

 西鉄は6月にも、新型コロナの影響により運休していた福岡~鹿児島線および福岡~延岡・宮崎線の夜行便をそのまま廃止しています。同様に新型コロナの影響から高速バス路線の統廃合を行うケースが相次いでいます。

【了】

●●「全便運休」続く路線も 西鉄高速バス減便路線一覧●●

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

1件のコメント

  1. 了様ありがとうございます。やっぱり永久に運休になってしまいました。「当面運休」は事実上の「永久運休」つまり廃止又は廃便であります。まだ全国各地でコロナの影響による「当面運休」は、もう「永久運休(廃止又は廃便)」確実でしょう。