「ドラフト1位指名」その日も改札業務中 鉄道員出身のプロ野球選手 そしてまた鉄道へ

JRグループなどの鉄道会社は、鉄道員としての業務を行いながらプレーする社会人野球チームを抱えています。プロ入りを果たす選手も多い中で、近年は引退後に鉄道会社へ戻るケースもあるようです。

改札・アナウンス・保線…「アマチュア野球選手」の仕事はさまざま

 JR西日本に勤務していた佐藤直樹内野手は、2019年のドラフト会議で1位指名を受ける当日も、午前中まで広島駅の改札口で業務にあたっていたそうです。指名の前年には、マツダスタジアムで開催された日本シリーズの観客であふれる広島駅で、「警戒中」の腕章をつけ巡回していたのだとか。その際に球場で熱戦を繰り広げていた福岡ソフトバンクホークスへの入団も、何かの縁ではないでしょうか。

 野球をプレーしながらの業務内容はさまざまで、国鉄時代の鹿児島鉄道管理局に勤務していたオリックス・西村徳文元監督は、貨物車両の切り離しや、踏切に積もった桜島の火山灰処理などにあたっていたそうです。

 なかには中日・福 敬登投手(JR九州/2015年ドラフト4位)のように、駅員時代の到着アナウンスを特技として披露する場合も。50歳まで現役を続けた200勝投手、山本 昌さんの背番号「34」を引き継いだことからも球団からの期待度が伺える福投手ですが、いつかナゴヤドームのヒーローインタビューで鹿児島本線 小倉駅の「特急『ソニック』が参ります」アナウンスを聴きたいものです。

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特急「ソニック」(恵 知仁撮影)。

 また野球選手としてJRグループに就職する際は、阪神タイガースでプレーした赤星憲広外野手(JR東日本/2000年ドラフト4位)のように「プロ入りできなくても就職先として安定している」ためにJRを選ぶケースもあります。赤星さんは在籍時、東京支社の車掌区で勤務し、会社員としての将来を見越して車掌の資格まで取得していたそうです。

 赤星さんは2009(平成21)年の引退後は、軽妙な野球解説で人気を集めていますが、もし野村克也監督(当時)が周囲を説得して指名していなければ、東京車掌区が受け持つ「スーパービュー踊り子」「成田エクスプレス」などで、車掌としてのアナウンスを聴けたのかもしれません。

【写真】元「都市対抗野球の星」が駅長の巨大ターミナル駅

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コメント

3件のコメント

  1. 国鉄盛岡は盛岡市内に野球場を持っていた。

  2. 「JR東日本からプロ入りした元巨人・石川雅実投手のように」

    ドラフト上位での入団ながら2年で戦力外となって、

    野球以外の理由があったのでは? という憶測が流れているのを見た覚えもあるので、

    良いニュースです。

  3. 十亀にはもっと頑張ってもらいたい。

    引退後は西武鉄道で面倒みるよ。

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