北海道新幹線 工事どれくらい進んだ? 進むトンネル工事 発破の瞬間を動画で
トンネルまたトンネル……の線路になります。
延伸工事が進む北海道新幹線 新函館北斗~札幌間の工事が進んでいます。2020年12月10日(木)には、一部トンネル工事の様子を収めた動画を鉄道・運輸機構(独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構)が公開しました。
新函館北斗~札幌間は約212km。途中には新八雲(仮)、長万部、倶知安、新小樽(仮)の各駅が設けられ、おおむね函館本線(いわゆる「山線」)に並行するルートとなります。全体の8割はトンネルです。
今回動画が公開されたのは、倶知安駅の西側に位置する昆布トンネル(1万410m)の一部工区。火薬を使った「発破」による掘削や、それによって発生した土砂(ズリ)の運搬などが紹介されています。
昆布トンネルは12月1日現在で掘削率が9割以上と、工事が最も進んでいるトンネルのひとつですが、全線で見たトンネルの掘削率は34.9%とのこと。ちなみに1万mを超えるトンネルも多く、最長の渡島トンネルは3万2675mです。
なお、新函館北斗~札幌間は2012(平成24)年に着工し、新函館北斗開業からおおむね20年後(2035年)までの開業が予定されていましたが、2015(平成27)年の政府・与党申し合わせで5年前倒しが決定。2030年度末の開業が予定されています。
【了】
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