【懐かしの私鉄写真】伊豆急行の「スコールカー」乗車体験

伊豆急行では2100系電車を使用した団体臨時列車「THE ROYAL EXPRESS」が運転されていますが、かつては普通列車にサシ190形の「スコールカー」が連結されていました。当時、私鉄唯一の食堂車だった「スコールカー」。その撮影記録をご覧いただきます。

この記事の目次

・「スコールカー」との出会いは大学1年の夏

・タダで座るわけにもいかず…

・伊豆高原では到着したばかりの東急7000系も

【画像枚数】全15枚

「スコールカー」との出会いは大学1年の夏

 大学1年の夏休みとなった1964(昭和39)年7月、クラブの合宿で伊東市街の寺に泊まりました。昼過ぎに到着した1日目は夕方まで自由時間になったので、伊豆急の車両を見ようと伊東駅に向かいます。駅で時刻表を確認すると、次の伊豆急下田行きが「スコールカー」を連結した列車なので、伊豆高原までのキップを買ってホームに入ります。

Large 20201226 01

拡大画像

開業時に5連だった伊東線乗り入れ列車は7連になっていたが、それでもかなり混雑していた(1964年7月、楠居利彦撮影)。

「スコールカー」(サシ190形)は6両編成の下田寄りから2両目に連結されていました。1963(昭和38)年4月の新製ですが自社発注ではなく、サントリーから寄贈されたものです。サントリーはこの年にサントリービールの発売を開始、同時に社名も壽屋(ことぶきや)からサントリーに変更していますから、「スコールカー」は走る広告塔という役目を持つことになります。そのため車内で扱う飲料はサントリーの製品を優先販売することが条件になっていました。

Large 20201226 02

拡大画像

同じ編成の後追いで、こちら側には快速の種別表示がない。下田寄りの4両が全室のサロを含む基本編成、熱海寄りの3両が付属編成となる(1964年7月、楠居利彦撮影)。

残り550文字

この続きは有料会員登録をすると読むことができます。

2週間無料で登録する

Writer:

1946年、東京生まれ。中央線の沿線で育ったので、鉄道は複線で電化され、長編成の電車が頻繁に走るものと認識している。鉄道誌の創刊に関わり、車両データ本の編集を担当した。趣味は鉄道模型製作。

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス