英海軍の駆逐艦 途方もない修理期間で話題に もはやドック入りのが長い!! その驚愕の日数とは
SNSでの投稿をきっかにイギリス海軍の駆逐艦「デアリング」に関する内容が、大きな話題となっています。
2位の艦艇に5年以上の差をつける異常な事態
オープンソース・インテリジェンス(OSINT)に基づく情報を発信しているインフルエンサー、ブリツキー氏が2025年8月17日に投稿した、イギリス海軍の駆逐艦「デアリング」に関する内容が、大きな話題となっています。

同艦は、イギリス海軍が現役で運用している45型駆逐艦の1番艦ですが、実に8年以上、合計3000日以上も運用停止状態にあるといいます。
ブリツキー氏の投稿をきっかけとした報道によれば、同艦は2017年4月に一時運用を停止し、改修工事に入ったものの、作業のための諸々の調整や新型コロナウイルスのパンデミックの影響によって、工程が大幅に遅延しました。
その後、2021年にマージーサイドへ移送されて本格的な改修作業が開始され、2023年にポーツマスへ戻ったものの、現在も試験段階にあり、実戦配備には至っていない状況です。
予算や人員不足などの課題により、イギリス海軍の艦艇はオーバーホールや改修に長い期間を要する傾向にありますが、その中でも「デアリング」ほど長期の離脱は極めて異例です。なお、次に長く運用を離れている艦はアスチュート級原子力潜水艦「アンブッシュ」であり、その期間はおよそ3年。デアリングは5年以上の差をつけていることになります。
この件が注目を集めて以降、SNS上では、「任務に出ている時間よりドックにいる時間の方が長い」と皮肉を込めて揶揄されており、ここ最近は、ウクライナ海域の防衛に向けてイギリス海軍が後方支援及び訓練艦隊を派遣する話がでるなかで、同艦が除外されたと噂されていることも、批判の声を強める一因となっています。
なお、現地報道によれば、「デアリング」の任務復帰は2026年末まで見込まれていないとのことです。
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