「5G技術」用いた自動運転バスの実証実験 前橋駅~中央前橋駅で2月 群馬

2022年の実用化を目指します。

5Gで「自動運転バス」実現に前進へ

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自動運転バスの実証実験に用いられるバス車両(画像:NEC)。

 群馬県前橋市のJR前橋駅から上毛電鉄の中央前橋駅までの公道で、2021年2月から5G技術を用いた自動運転バスの実証実験が行われます。

 この事業は、NEC、ICTまちづくり共通プラットフォーム推進機構、群馬大学、日本モビリティが共同で行うもので、2022年までに自動運転バスの社会実装を目指して前橋市が進める取り組みの一環です。

 また今回の実証実験は総務省事業の「地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」により行われるもので、自動運転に必要な各情報の通信を5G技術によって実現するための実験となります。

 5G技術を用いることにより、車載カメラや路上カメラの映像も高画質で転送が可能となり、遠隔監視や死角情報の提供がより精緻に行えるようになります。また、通信速度の向上により、緊急停止などのリアルタイム処理もより速くなることが期待されます。

 実施期間は2021年2月15日(月)から28日(日)までの2週間。運行区間は前橋駅から中央前橋駅までの約1kmの公道区間です。同区間で運行される日本中央バスの路線で実験が行われ、一般客の利用も可能です。

【了】

【バスだけじゃない 5G技術で進む19プロジェクト】

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コメント

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1件のコメント

  1. 本当に5G利用の必然性はあるのですかね。通信が遮断されることがありうるとすれば人命に関わる制御には使えない気がしますが。