自衛隊 防衛力強化のため輸送艦を増勢 2024年3月までに部隊も新編

防衛大臣が記者会見で明言しました。

船舶は中型と小型の2種類を取得予定

 岸 信夫防衛大臣は2021年2月16日(火)に行われた記者会見で、海上輸送能力を強化するために、輸送艦を新たに取得することを明らかにしました。

 具体的には、外洋航行能力が高く長距離の輸送が行える、2000トン程度の搭載能力を有する中型船舶1隻と、水深の浅い島嶼部の港湾でも使用可能な、数百トン程度の搭載能力を有する小型船舶3隻の取得を検討しているといいます。

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海上自衛隊が保有する輸送挺1号。佐世保地方隊に配備されており、基準排水量420トンで、物資など約25トンを運搬することが可能(画像:海上自衛隊)。

 なお、これら船舶については、さまざまな装備品や人員などの輸送が行えるよう、陸海空の3自衛隊共同の部隊での運用を想定するとのこと。そのため、運用を担う共同の海上輸送部隊を2024年3月までに新編する計画としています。

 なお岸防衛大臣の回答では、配備先はまだ検討中で決まっていないとのことでした。

【了】

【写真】横浜にも配備 米陸軍が保有する汎用輸送船

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