ボックスシートで旅気分も 新型車両「E131系」千葉・房総エリアに登場
JR東日本が、房総エリアへ新たに導入するE131系電車を報道陣へ公開。房総がイメージされたデザインや、快適性やセキュリティ、環境性能の向上、ワンマン運転への対応などがポイントです。ボックスシートもあります。
房総エリアがイメージされたデザイン
JR東日本が2021年2月18日(木)、房総エリアへ新たに導入する普通列車用の電車「E131系」を報道陣へ公開しました。
外観には「優雅で生命感のある房総の海をイメージした明るい青色」と「内陸を彩る菜の花の色をイメージした黄色」の帯を配したとのこと。前面の水玉模様は、房総の波しぶきをイメージしたそうです。
車内は、車体幅と座席幅を広げ快適性を向上しているほか、車いすやベビーカーで使いやすいフリースペースの設置、車いす対応大型洋式トイレなどバリアフリー化を推進。17インチのモニターを設け、案内機能の充実も図られています。車内防犯カメラの設置、増やされた非常通話装置など、セキュリティ面も強化されました。
座席は、窓と平行なロングシートと、向かい合わせのボックスシートを組み合わせた、旅行気分も味わいやすい構造(セミクロスシート)です。
車体側面のカメラで、乗務員が運転台から乗降状況を確認できるなど、ワンマン運転に対応した機器を搭載するのもポイント。車両や線路の状態監視機能の搭載、消費電力の抑制も行われています。
JR東日本はこのE131系について、2両編成を12本、合計24両を新造し、内房線の木更津~安房鴨川間、外房線の上総一ノ宮~安房鴨川間、成田・鹿島線の佐原~鹿島神宮間に投入。2021年3月13日(土)のダイヤ改正に合わせて、営業運転を開始します(成田線の成田~佐原間でも一部列車で使用)。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
電車待ってる時にこいつが来るとなんかがっかりする。
格好は良いし、この区間ならば確かに二両で十分だろう、
ただ、乗れない列車はただの列車、あなたに用はない。
いちいち駅に止まるのに乗せてくれない、あの微妙な感覚を何回も味わうとね
(試運転中の感想です。)