ロシア軍が「新型巡航ミサイル」を使用 ウクライナが残がい公開“制裁が機能していない”可能性も
ウクライナ国防情報局(DIU)は2026年3月2日、ロシア軍が新型巡航ミサイルを攻撃に使用したと発表し、その残がいと内部部品を公開しました。
従来よりも用途の広い空中発射型巡航ミサイル
ウクライナ国防情報局(DIU)は2026年3月2日、ロシア軍が新型巡航ミサイルを攻撃に使用したと発表し、その残がいと内部部品を公開しました。
このミサイルは、ロシアが「イズデリエ30(製品番号30号)」と呼称しているものとみられます。製造元は戦術ミサイル兵器を開発しているOKB「ズヴェズダ」で、2025年末ごろからロシア軍が試験的に使用を開始したようです。
DIUによると、このミサイルは翼幅3m、弾頭重量800kg、作戦射程は少なくとも1500kmとされています。また、「イズデリエ64R」と呼ばれる小型ターボジェットエンジンを搭載し、巡航速度は約720km/hに達すると分析されています。
さらにこのミサイルは、3M-54「カリブル」やKh-101のように艦艇や大型戦略爆撃機からのみ発射されるものではなく、より小型の戦闘機や攻撃機からも発射できるとみられています。そのため、より柔軟な任務に対応できる長射程のスタンドオフ兵器(相手の防空システム圏外から攻撃可能な兵器)として警戒されています。
また同ミサイルの衛星信号受信機や受信・計算ユニット、各システムを接続する制御ユニットなどから、中国のほか、アメリカ、スイス、オランダなどロシアに経済制裁を科している国の部品も発見されたとのことです。依然として制裁国の部品がロシア製兵器から見つかっていることを受け、DIUは「新たに出現する脅威に対し、国際社会が共同で対抗することを目指す」としています。





コメント