なぜいま? 都立公園の駐車場閉鎖に困惑の声 緊急事態宣言ラストスパートで実施したワケ
首都圏における2度目の緊急事態宣言が発出されて約2か月、解除も目前と考えられているタイミングで、東京都が都立公園の駐車場を一斉に閉鎖しました。1度目の緊急事態宣言中も閉鎖されましたが、なぜ、いまなのでしょうか。
これまでの対策はどうだったのか
2020年4月7日に1度目の緊急事態宣言が発出された際、運動場などは宣言の発出以前から閉鎖していたものの、駐車場に関してはゴールデンウィーク前に、感染の拡大を目的とした小池都知事による「ステイホーム」の呼びかけと連動して、遊具などもあわせて閉鎖を実施したといいます。
「当時は初めての経験でしたが、その後、一定の対策を講じれば屋外での感染リスクは低いとわかりました。今回の緊急事態宣言に際しては、国のガイドラインでも、飲食店など限定的に効果のある対策を講じ、一定の運動は必要であることからも、公園などは引き続き利用できるとされています」(東京都建設局)
このため、2021年1月からの2度目の緊急事態宣言にあたっては、都立公園の駐車場閉鎖も行っていなかったものの、「緊急事態の最後の時期に及んで感染者数の減少が鈍化し、社会全体の気のゆるみもいわれていることから、いま一度、対策を強化する必要があるのではないか」ということで駐車場の閉鎖に至ったそうです。
なお、都立公園内でもバーベキュー場などは、飲食をともなうことから緊急事態宣言の発出と同時に閉鎖されています。これらは宣言解除後の再開も未定ということです。
【了】
「ゴールデンウィーク前に、感染の拡大を目的とした」ではなく「感染拡大の抑制」とかでは?