ロシア軍戦車“隠したはずなのに”自爆ドローンに攻撃される 敵地の倉庫に侵入してくる練度の高さ
ウクライナ国防省は2025年8月18日、格納庫内に置かれていたロシア軍の戦車を破壊する映像を公開しました。
建物内でも発見され攻撃されてしまう
ウクライナ国防省は2025年8月18日、格納庫内に置かれていたロシア軍の戦車を破壊する映像を公開しました。

映像では、自爆型ドローンが建物内に侵入し、内部にあった戦車と思われる車両に攻撃を加える様子が映し出されています。暗視カメラを使用していることから、夜間に実施された攻撃であると推測されます。なお、この攻撃はドネツク州のコンスタンチノフカ方面で行われたと報告されています。
2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始以降、両軍ともに一人称視点のFPVドローンの操作技術を大きく向上させており、とくに2024年頃から、建物や塹壕などに侵入して内部の車両を破壊する戦術が多く報じられるようになりました。夜間の作戦も増加傾向にあります。
欧州の報道によれば、戦線が膠着する中、偵察用ドローンと自爆ドローンを組み合わせた戦術により、車両が待機している拠点を狙った攻撃が頻発しています。
FPVドローンは、1機あたり数万円から数十万円程度で製造可能であり、操縦者が発見されない限り人的被害のリスクも低いため、コストパフォーマンスに優れた敵地攻撃手段として多用されています。
コメント